憲法改正の何が問題なの?

憲法96条改正をめぐる問題

日本国憲法は、憲法が簡単に変えられて人権保障が弱められてしまうことのないよう、憲法の改正には各議院の総議員の3分の2以上の賛成による国会の発議と国民投票が必要であるとしています(96条)。

 

この憲法改正手続を定めた96条について、国会による発議の要件を、各議員の総議員の過半数に緩和しようという動きがあります。

 

しかし、憲法は、国の基本的なあり方を定める最高法規ですから、憲法改正にあたっては、国会でも、十分慎重な議論が尽くされる必要があります。仮に発議要件が緩和されれば、反対意見について十分慎重な議論が尽くされないまま、発議に至る可能性が高くなります。

 

また、現在の選挙制度の下では、得票率が3割に満たない政党が議院の過半数の議席を占めることもあり得るため、発議要件が緩和されると、国民の多数の支持を受けていない憲法改正案が容易に発議されてしまう可能性もあります。

 

発議要件の緩和は、国家権力が憲法の縛りを解くために簡単に憲法改正を発議することを可能とするものであり、立憲主義と人権保障の観点から、許されないと考えます。

 

 

 

憲法改正の動きと資料(リンク集)

 

団体名 リンク先
衆議院憲法審査会
(特に「衆憲資バックナンバー」のページ)
http://www.shugiin.go.jp/(※リンクはトップページ)
参議院憲法審査会
(特に「審査会の経過」のページ)
http://www.sangiin.go.jp/(※リンクはトップページ)
国立国会図書館 「日本国憲法の誕生」http://www.ndl.go.jp/constitution/
「調査と情報」http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/
自由民主党
(「『憲法改正草案』を発表」のページ)
https://www.jimin.jp/(※リンクはトップページ)
公明党
(「もっと公明党」内の「立憲主義の精神守る」等のページ)
https://www.komei.or.jp/news/detail/20130603_11362
民主党
(「民主党政策集 憲法」のページ)
http://www.dpj.or.jp/compilation/policies2013/50073
http://www.dpj.or.jp/article/102276
日本維新の会
(国会議員団憲法調査会「中間報告」)
https://o-ishin.jp/(※リンクはトップページ)
みんなの党
(「日本国憲法の比較と改正ポイント」)