日本司法支援センターを支える人材の確保~スタッフ弁護士のご案内~

日弁連はスタッフ弁護士の推薦選考面談や養成事務所の確保、赴任後のサポート等、全面的なバックアップを行っています。


スタッフ弁護士とは

2006年10月、総合法律支援法に基づいて設立された日本司法支援センター(法テラス)が業務を開始しました。
法テラスは、法制度等の情報提供、民事法律扶助、国選弁護制度の運用、過疎地における法律サービスの提供、犯罪被害者支援など、さまざまな活動を行っています。それら法テラスの活動の担い手として、スタッフ弁護士は全国各地に赴任して法的サービスを提供しています。


法テラス



スタッフ弁護士の業務

  • 都市部においては、主に国選弁護事件と民事法律扶助事件を担当します。
  • 司法過疎地域においては、これに加えて法テラスの事業として一般事件も担当します。
  • 法テラスから独立して職務を行い、事件処理については指揮命令を受けません。

スタッフ弁護士の地位・身分

  • 法テラスに勤務し、給与が支払われます。
  • 1年間の養成終了後、法曹経験10年以下の者は3年契約・2回更新可能(最長9年間)。
    法曹経験10年を超える者で事務所マネジメントや後進への指導等の観点からふさわしい者については、2年契約で複数回の更新が可能です。
  • 通算5年を超えて契約の更新をした場合には、無期転換申込権を行使できます。定年は65歳です。

スタッフ弁護士の待遇

  • 基本的給与
    同期の判事・検事と同水準の給与が支給されます。
  • 住居
    借上宿舎・住居手当などがあります。
  • 共済関係
    年金・社会保険・退職金などが整備されています。
  • その他
    接見などの交通費、事務職員、事務所賃料、パソコン、書籍、備品など、業務にかかる事務処理上の事務処理上の経費を法テラスが負担します。

スタッフ弁護士への採用手続の流れ

スタッフ弁護士の採用方法には、一旦養成事務所で養成を受けた上で法テラスに採用される方式(従来スキーム)と、スタッフ弁護士として法テラスに採用された上で養成事務所での養成、研修を経て各地に赴任する方式(新スキーム)とがあります。

スタッフ弁護士に応募するにあたり、いずれのスキームでも「日弁連の推薦選考面談」を受けていただき、日弁連から推薦決定を受けた上で、従来スキームの場合には養成終了時に、新スキームの場合は直ちに、法テラスの採用面接を受けていただくことになります。 (募集期間にご注意ください。)

※当分の間、両方式は併存します。

新スキームでの養成をご希望の方・法曹経験者の方は、法テラス窓口へお申し込みください。

法テラス採用情報はこちら

 

従来スキームでの養成をご希望・スキームが未定の方は、日弁連(下記問い合わせ先)にお申し込みください。

日本弁護士連合会・問い合わせ先

担当事務局 業務部 業務第二課

Mail: staff-info@nichibenren.or.jp
(※スパム対策として、@を全角にしています。半角の@に変換して送信してください。)
TEL: 03-3580-9921(直通) FAX: 03-3580-9867


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