全国法教育担当者研修開催

7月10日・弁護士会館

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今夏、全国50カ所で、日弁連等の主催により、裁判員制度啓発と法教育推進を目的とした教員向けの研修会が開催される。各地での法教育研修の担当者に対して今回の研修を実施することとし、全国から128名の会員が参加した。
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「法教育」とは?

第1部・第2部では、日弁連が進める法教育の目的・内容説明と、法教育の授業・教材の紹介が行われた。
後藤直樹会員(市民のための法教育委員会副委員長)は、人生を悔いのないように生きてもらうために、多様な人々が豊かに共存していける自由で公正な社会の実現を目指すものとしての法教育の推進を訴えた。


根本信義会員(同委員会委員)は、ルールづくりに関する自身の授業と横浜で学校の教員が行っている授業を映像で紹介した。


第3部では、船岡浩会員(同委員会副委員長)が、各地で行う教員向けの研修会で使ってもらうために用意したプレゼン用資料につき、その使い方も含めて説明した。


各地での取り組みのヒント

最後に、野坂佳生会員(同委員会副委員長)が、各地での法教育の進め方について、会内での窓口設置方法、学校との関係の作り方、教育関係者との連携の仕方などについて、各地の報告も盛り込みながら説明した。
法教育は文部科学省も導入に積極的だ。今後も弁護士の協力が様々に必要になる。今回の研修会がそのきっかけになってくれるものと感じた。

 

 

市民のための法教育委員会 事務局長

鈴木 啓文