法教育とは

私たちが考える法教育

私たちが考える法教育とは、子どもたちに、個人を尊重する自由で公正な民主主義社会の担い手として、法や司法制度の基礎にある考え方を理解してもらい、法的なものの見方や考え方を身につけてもらうための教育です。

 

人は、人と人との間、すなわち社会の中で人とつながりながら暮らしいます。社会には、立場や意見の異なる様々な人がいます。そのような中で、人は自分なりの意見を持ちつつ、人との間で意見を調整しながら、決められたルールの中で社会生活を送っていきます。人は社会の中で、人と支え合い助け合いながら暮らしていますが、他方で、多かれ少なかれ人との関係でいろいろなトラブルや困難な場面に直面するものです。そのような時に、法教育によってつちかわれた意欲や態度、能力によって、困難を乗り切ることができます。

 

「法」とは

そもそも「法」とは、異なった価値観や個性をもった人々が、社会を作って生活する上で、お互いを尊重しながら、ともに協力して生きていくためのルールです。ですから、法教育によって、個人の尊重、立憲主義、自由、公正といった法の基礎となる価値を理解し、自己・他者を尊重する態度、約束や法を吟味して守る態度、事実を正確に認識し問題を多面的に分析する能力等を身につけることができたならば、人は自らの力で、トラブルや困難を乗り越え、他者と調和を図りながら、ともに生きていくことができることでしょう。

 

また一人ひとりの個人が、自らが所属する集団、社会全体のことを考えて、どのようなルールを作ればいいか等、自由で公正な民主主義社会における担い手となることが期待できます。

 

法教育の役割

価値観が多様化し、複雑化する現代社会の中で、法教育の役割はますます重要になってきています。かかる法教育の重要性が文部科学省からも認識されるようになり、学習指導要領の改訂で、新たに「法教育」の観点が取り入れられました。「法教育」は、これから各学校現場で本格的な取組が行われていくものです。

 

市民のため法教育委員会では、これまで、法教育の普及のために、高校生模擬裁判選手権、法教育シンポジウム等を行ってまいりました。これからも法教育の普及を、各地の弁護士会、教員、研究者等と連携を取りながら、ともに行ってまいります。

 

→「法教育」についてもっと知りたい方はこちらの「弁護士白書-法教育特集」をご覧ください。