[九州]沖縄弁護士会

沖縄弁護士会

〒900-0014 那覇市松尾2丁目2番26-6号

TEL 098-865-3737

FAX 098-865-3636

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沖縄弁護士会について

1 沖縄県の概要

沖縄県は、九州から台湾に連なる南西諸島の南半分、およそ北緯24度から28度、東経122度から132度に位置しており、距離にして東西約1,000Km、南北約400Kmに及ぶ広大な海域に散在する琉球諸島の島々から成っている。県土の総面積は、2,276.15Kmで、国土総面積の約0.6%となっており、全国で4番目の小ささである。


気象は、亜熱帯・海洋性気候にあり、1年を通じて温暖な気候である。優れた自然環境にも恵まれている。


人口は、約146万人で、都道府県別の人口増加率では、全国の中でも常に上位であり、この人口減少社会の中では、人気の県といえる。

 

2 沖縄弁護士会の状況

(1)会員の構成

当会の会員の多くが那覇市内に事務所を構えている。沖縄県内の裁判所は、本庁の他に本島中部に沖縄支部、北部に名護支部があり、最近は支部で登録する会員も増えている。さらに沖縄には離島が多数あり、石垣島の石垣支部、宮古島の平良支部には日弁連のひまわり基金法律事務所が設置されていたが、いずれの事務所も定着した。これらの事務所は、離島に住む方々の法的ニーズに対応している。

 

(2) 沖縄弁護士会所属の弁護士について

沖縄弁護士会所属の弁護士には、修習生の指導に熱心な方が多い。事件の処理だけでなく依頼者との接し方や礼節などもしっかりと指導する弁護士が多い。


かといって、沖縄弁護士会は堅苦しい弁護士会ではない。


むしろ沖縄弁護士会の若手会員は、非常に生き生きとしている。


沖縄では、会員間の交流が活発である。事務所のボス弁はもちろんのことであるが、刑事事件や少年事件、破産関係などについては、事務所の枠を超えて、先輩が後輩を指導・育成しようとする機運が強い。そのこともあって、修習生への指導に関しても、さまざまな事件を経験させるために、他の事務所に里子に出すことも多く、配属されている事務所以外の弁護士から指導を受けることも珍しくない。この会員間の活発な交流が、修習生の指導・育成にも良い影響を与えていることは間違いない事実であり、生き生きとした弁護士と多く触れあう機会の中で、生き生きとした修習生活を送れることは間違いない。


また、沖縄弁護士会には、有志による「ゲラーズ」という野球チームがあるほか、フットサル、駅伝、ゴルフ、カラオケ、女子会等々、スポーツや飲み会など集まりもあって若手会員間、若手会員と先輩会員間の交流が図られている。これらの活動には修習生も参加することが出来るので、これまで多くの修習生がたくさんの思い出を作っている。

 

(3) 委員会活動について

沖縄弁護士会でも委員会活動は活発であり、若手会員、ベテラン会員問わず会務を活発に行っている。子どもの権利に関する委員会、両性の平等に関する委員会、法教育に関する委員会、法科大学院に関する委員会などは委員の多数が若手であり、非常に活発な活動を行っている。歴史がある刑事弁護委員会や消費者問題対策委員会なども、現在、多数の若手会員、ベテラン会員で賑わっており、重要な会務を担っている。さらに、沖縄弁護士会の執行部には理事という制度があり、執行部を支える役割を担っている。


修習生に関わりのある委員会には司法修習委員会があるが、同委員会は、積極的に合同修習を導入したり、選択型修習として企業修習や行政修習を提供するなど、充実した弁護修習のために尽力している。

 

3 沖縄県内の紛争の特質

沖縄県内の紛争の特質としては、軍用機の爆音差止訴訟を始めとする米軍基地が存在することから派生する事件が多いことが挙げられる。基地そのものに関連する事件だけでなく、米軍人および米軍属による刑事事件やそれに対する民事事件など、米軍に関係する事件は多数ある。


また、沖縄の豊かな自然に関係する環境訴訟も多数ある。


上記のような訴訟だけでなく、沖縄には、沖縄特有の訴訟があるので、修習生からすると、なかなか見聞きできない事件に触れる機会があることは確かである。

 

4 修習生へ

沖縄には、南国ならではの自然環境があり、沖縄人(うちなぁんちゅ)のホスピタリティにあふれた県民性があり、そして、修習生を育てようとする沖縄弁護士会があります。それらに囲まれて修習生活を送ることは、必ずや修習生の皆様の糧になるはずです。

 

めんそ~れ、沖縄へ。

 

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