会長からのご挨拶・日弁連Diary

会長からのご挨拶


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会長に就任して早いもので3か月が経ちました。 この3か月は、日弁連にとっても、未曾有のコロナ禍への対応に試行錯誤する、本当に大変な毎日でした。


新型コロナウイルスの感染被害が拡大し、緊急事態宣言が発出され、日常の業務に大幅な制約を受ける中、私たち日弁連の役員、事務総長、事務次長、職員は全員一丸となって連帯感を高めつつ、感染防止に最大限の配慮をしながら業務に従事し、活動を展開してきました。


本来であれば、私たち役員等は新年度の4月以降、関係機関・団体等の皆さまへの挨拶回りや就任披露の会などを行い、さまざまな方々と顔合わせをする機会を持ちながら、今後の活動につなげていくことになっていましたが、前記のとおり、緊急事態宣言が発出されたこともあり、挨拶回りや会合のほとんどを中止もしくは延期にせざるを得ませんでした。


これは、私たちにとっては大変残念なことでしたが、今後新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かった後随時行うこととし、私たちは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い極めて重大な影響が生じている分野、事項などに可能な限り迅速かつ適切に対応するため、尽力してまいりました。


日弁連は、本年度の執行部が発足した4月に、COVID-19対策本部を設置し、市民や中小企業の皆さまを対象とした電話による相談を実施する一方、裁判所の業務の再開に向けた働きかけを行うとともに、賃料問題への対応など、現場において現に起きている、あるいはこれから起きることが予想される問題について、日弁連の考え方を会長声明や会長談話などの形で発信してきました。


さらに、新型コロナウイルスによる感染被害だけでなく、その他の問題、例えば、検察官の定年延長の問題についても2回にわたって会長声明を公表しました。2回目の公表時には緊急記者会見も開催し、日弁連の考え方を明らかにして理解を求めました。


このような活動ができたのは、前年度の執行部が既に導入していたテレワークシステムを拡充し、5月上旬までには毎日約50~60人の職員が在宅で勤務し、これに会館に出勤する職員約40人を合わせて100人前後の職員が業務に従事できる体制がとれたこと、副会長や総次長も毎日フル回転で活動したことによるものと思っております(なお、5月下旬からは、テレワークが可能な職員の数をさらに増やしました。)。


5月25日までにはすべての都道府県で緊急事態宣言が解除されましたが、これに伴い発生しつつある問題は、これからさらに範囲も内容も大幅に拡大する可能性が極めて高いと思われます。私たちは、気を緩めることなく、引き続き市民や事業者の皆さまを支援するため、必要な活動を展開していきたいと思っています。


さらには、新型コロナウイルスの感染被害への対応と同時並行して、憲法改正、死刑制度廃止、法曹養成・法曹人口、民事司法改革、男女共同参画、少年法の適用年齢引下げの各問題など、日弁連がこれまで力を注いできた事項について引き続き活動を行っていきたいと思っています。



2020年(令和2年) 7月1日
  日本弁護士連合会会長     

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2020年・2021年度 会長 荒  中(あら ただし)

荒  中 会長プロフィール

  • 1979年 東北大学法学部卒業
  • 1982年 弁護士登録(司法修習第34期)
  • 2008年 仙台弁護士会会長
  • 2009年 日本弁護士連合会副会長
  • 2012年・2013年 日本弁護士連合会事務総長
  • 2020年・2021年度 日本弁護士連合会会長


主な日弁連委員履歴

  • 1993年~1995年 消費者問題対策委員会副委員長
  • 2006年~2008年 高齢者・障害者の権利に関する委員会事務局長
  • 2009年~2010年 刑事拘禁制度改革実現本部副本部長
  • 2009年~2010年 国選弁護対応態勢確立推進本部副本部長
  • 2014年~2017年 法曹養成制度改革実現本部本部長代行


   

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