弁護士バッジ（弁護士記章きしょう）には、外側そとがわに「ひまわり」が、中央ちゅうおうには「はかり」がデザインされています。
ひまわりは正義せいぎと自由じゆうを、はかりは公正こうせいと平等びょうどうを追おい求もとめることを表あらわしています。

弁護士は、法律ほうりつの専門家せんもんかです。
弁護士になろうとするときには、やはり、法律を勉強べんきょうすることになります。
ですが、法律を専門的せんもんてきに学まなぶのは、大学生だいがくせいや法科大学院生ほうかだいがくいんせいになってからです。
小・中・高校では、専門的に法律を学ぶわけではありません。
そうすると、大学だいがくに入るまでの勉強は、弁護士になるためには必要ひつようないと考える人がいるかもしれませんが、必ずしも、そうではありません。

まず、気きを付けなければならないのは、警察けいさつに逮捕たいほされた人が、必かならずしも悪わるいことをしたとは限かぎらないということです。
まちがって逮捕される、ということは、ドラマや小説しょうせつの世界せかいだけでなく、現実げんじつの世界でも起おこることなのです。
逮捕された人の話はなしをよく聞きいて、もし、その人が悪いことをしていないのであれば、色々いろいろな証拠しょうこを集あつめて、冤罪えんざい（悪いことをしていないのに疑うたがいをかけられること）を晴はらさなければなりません。

そのために、弁護士は、罪つみを犯おかしたとされる人を弁護べんごするのです。

弁護士は、弁護士になるために勉強べんきょうしていくなかで、色々いろいろな法律ほうりつを使つかえるようになるよう、法律の読よみ取とり方かた、理解りかいの仕方しかたを身みにつけていきます。

弁護士会べんごしかいとは、弁護士法べんごしほうによりさだめられた団体だんたい（法人ほうじん）です。
北海道ほっかいどうに４つ、東京とうきょうに３つ、これ以外の４５の府県にはそれぞれ１つずつ弁護士会があります。
日本で弁護士の仕事しごとをするためには、必かならずどこかの弁護士会に所属しょぞくしなければなりません。

約２１００の法律ほうりつがあるよ。