侮辱罪の法定刑の引上げに関する意見書

2022年3月17日
日本弁護士連合会


本意見書について

日弁連は、2022年3月17日付けで「侮辱罪の法定刑の引上げに関する意見書」を取りまとめ、同日付けで法務大臣、総務大臣、衆議院議長及び参議院議長宛てに提出しました。


本意見書の趣旨

1 侮辱罪について、法定刑を引き上げ、懲役刑を導入することは、正当な論評を萎縮させ、表現の自由を脅かすものとして不適切であり、また、インターネット上の誹謗中傷への対策として的確なものとは言えないので、これに反対する。


2 インターネット上の誹謗中傷による権利侵害への対策としては、プロバイダ責任制限法を改正して発信者情報開示の要件を緩和し、損害賠償額を適正化するなど、民事上の救済手段の一層の充実を図るべきである。



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