死刑制度の廃止について全社会的議論を開始し、死刑の執行を停止するとともに、死刑えん罪事件を未然に防ぐ措置を直ちに講じることを求める要請書

2012年2月17日
日本弁護士連合会


 

本要請書について

日弁連は2012年2月17日付けで、「死刑制度の廃止について全社会的議論を開始し、死刑の執行を停止するとともに、死刑えん罪事件を未然に防ぐ措置を直ちに講じることを求める要請書」を取りまとめ、2012年2月27日に法務大臣に提出しました。

 

本要請書の趣旨

1 死刑制度とその運用に関する情報を広く公開するべきである。



2 死刑制度の廃止についての全社会的議論を行うため、国会に死刑問題調査会を設置し、法務省に有識者会議を設置する等の方策をとるべきである。



3 上記2の議論が尽くされるまでの間、すべての死刑の執行を停止するべきである。



4 死刑えん罪事件を未然に防ぐため、緊急に以下の措置を講じるべきである。



(1) 科学的に信頼性の高い方法によって再鑑定を受ける権利の確立


(2) 死刑確定者と弁護人等との秘密交通の確保


(3) 再審請求における国選弁護制度の創設



(4) 再審請求による死刑執行停止効の確立。

 

(※本文はPDFファイルをご覧ください)