「子どもの人権を尊重する暴力のない少年院・少年鑑別所」への改革を求める日弁連提言

2009年9月18日
日本弁護士連合会


本提言について

2009年5月22日、広島矯正管区は、広島少年院での複数の法務教官による在院少年約50名に対する多数回に及ぶ暴行等の事実を公表しました。



当初逮捕された4名の法務教官に加え、8月11日には、かつて広島少年院に勤務していた幹部教官が逮捕されるに至り、広島少年院における暴行事件が一部の教官による犯罪に止まるものではない疑いが出てきました。



少年院・少年鑑別所において子どもの人権が尊重され、安全で、かつ子どもの立ち直りのために適切な処遇がなされるよう、先行する成人の刑事施設の改革にならい、そこに少年の施設故の特殊性をも適切に反映させた少年院・少年鑑別所の処遇改革の実現を求めて、本提言を作成しました。



本提言は、2009年9月28日、法務大臣宛に提出するとともに、全国の矯正管区・少年院・少年鑑別所などに参考送付しました。


本提言の趣旨

  1. 少年院・少年鑑別所の処遇のあり方の見直し
  2. 「視察委員会」(仮称)の新設
  3. 権利の告知と不服申立制度の創設…「少年院(少年鑑別所)審査会」(仮称)の新設
  4. 市民参加と情報公開による社会に開かれた少年院・少年鑑別所へ
  5. 立ち会いなしでの弁護士の面会を認めること

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