「代理人による生活保護申請はなじまない」とする厚生労働省の新設問答の削除を求める意見書

2009年6月18日
日本弁護士連合会


本意見書について

厚生労働省は、2009年3月31日、生活保護運用の指針であった「生活保護手帳別冊問答集」を大幅に改訂した「生活保護問答集」を新たに作成し、全国の都道府県、指定都市、中核市の民生主管部局長に通知しました。この問答集の問9-2では、「代理人による保護の申請は認められるか。」という問いを新設し、その(答)において、「代理人による保護申請はなじまないと解される」という見解が示されていますが、これは代理制度の解釈を誤り、その結果、市民の権利行使を制約するものであることから、前記問答を直ちに削除するよう強く求める意見書をとりまとめました。


なお、本意見書は2009年7月3日に厚生労働省へ提出いたしました。


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