保険法の見直しに関する中間試案についての意見書

2007年9月13日
日本弁護士連合会


本意見書について

法務大臣より、2006年9月6日開催の法制審議会にて保険法の見直しに関する諮問(諮問第78号)が行われました。これを受け、法制審議会では保険法部会を設置して保険法の改正につき検討が開始され、2007年8月8日開催の法制審議会保険法部会第14回会議において「保険法の見直しに関する中間試案」がとりまとめられ、その後に意見募集が行われました。


日弁連では、上記中間試案の各項目について検討を行い、標記意見書を取りまとめ、2007年9月14日に法務省民事局参事官室に提出しました。


なお、保険法見直しのポイントは、以下の通りです。


  • 商法の定める保険の類型の見直しとともに、損害保険・生命保険ともに属さない傷害・疾病保険につき典型契約の位置付けを与え、適切な規律の法定を行う。
  • 損害保険契約に関し、物保険の機能に応じた規律の見直しと、責任保険のルール整備を行う。
  • 生命保険に関し、今後の高齢化社会における役割の重要性に鑑み、多様なニーズに応えるよう規律の見直しを行う。
  • その他、保険契約の成立、変動及び終了に関する規律につき、保険契約者の保護、保険契約の健全性の維持、高度情報化社会への対応等への配慮と見直しを行う。

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