「刑法の一部を改正する法律案(自動車運転過失致死傷事犯関係)」に対する意見書

2007年4月20日
日本弁護士連合会


 

本意見書について

政府は、2007年3月13日に自動車運転過失致死傷罪を新設する「刑法の一部を改正する法律案」を閣議決定し、国会に提出しました。


同法律案は、法制審議会になされた諮問第82号に基づき、同審議会刑事法(自動車運転過失致死傷事犯関係)部会において審議し、策定された要綱案を受けたものです。


日弁連は、本法案に対する意見書を取りまとめ、法務省、衆参両院法務委員会、各政党に提出いたしました。


意見の概要は以下の通りです。


  1. 刑法第211条第1項の「業務上過失致死傷の罪・重過失致死傷の罪」を分離し、「自動車運転致死傷の罪」を新設し、その法定刑の上限を「7年以下」とすることに反対する。
  2. 刑法第208条の2の危険運転致死傷の罪について、同条中の「四輪以上の自動車」を「自動車」と改めることにも反対する。

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