東京拘置所における死刑の刑場の公開について(日弁連コメント)
本日、法務省は、東京拘置所内の死刑の刑場を報道機関に初めて公開した。
しかし、これだけでは死刑制度の存廃について、国民的議論を行う上で十分な情報が公開されているとは到底言えない。死刑執行の基準、執行方法、死刑確定者の処遇などに関する基本的情報を多角的に公開することが必要である。
当連合会は、今後死刑のあり方に関する国民的議論が深まることを期待するとともに、政府に対し、死刑制度の存廃を含む抜本的な検討及び見直しを行うまでの一定期間、死刑の執行を停止することを重ねて強く要請するものである。
以上