顧問弁護士利用のためのコンプライアンス・チェックシートを作成しました
会社・個人事業者のみなさまにとって、「弁護士」とは、どんな存在でしょうか?どのようなイメージをお持ちでしょうか?「自分たちには関係ない」、「弁護士は裁判沙汰にならないと関係ない」、「費用が高い」、「面倒である」と思っておられる方も多いかもしれません。
ただ、われわれ弁護士が、日々、会社・個人事業者のみなさまから相談を受け、法的トラブルを解決していく事案の中には、「もっと早く弁護士が関与していれば、こんな法的トラブルに巻き込まれることはなかったのではないか」との感想を抱くことが少なくありません。
また、弁護士に相談するというと「裁判」に関することと思われがちですが、それだけではありません。弁護士にはビジネスの日常に潜む法的問題について相談に乗ることもできますし、何よりコンプライアンスを踏まえた経営戦略は後々のビジネスの成功へと繋がります。
日弁連では、会社・個人事業者のみなさまが、経営に関する法的トラブルの可能性に気付く「きっかけ」として、中小企業のためのコンプライアンス・チェックシート (PDFファイル;1.4MB)を作成していましたが、第22回弁護士業務改革シンポジウム(2022年9月3日)において、顧問弁護士の利活用の観点から、新たに、顧問弁護士の利用のためのコンプライアンス・チェックシート (PDFファイル;438KB)を作成しました。
また、中小企業等の事業承継について、弁護士が積極的に事業承継支援を担っていくに当たっての一つのツールとして、事業承継をする側の視点で事業承継トラブル・チェックシート【現経営者向け】 (PDFファイル;1.4MB)、事業承継される側の視点で事業承継トラブル・チェックシート【後継者向け】 (PDFファイル;1.5MB)を作成しています。
これらのチェックシートをこちら に掲載しましたので、会社・個人事業者のみなさまに顧問弁護士を利用してもらうためのツールとして、ぜひご活用ください。