岡山における国選弁護報酬の過大請求事案に関する日弁連コメント

2011年(平成23年)4月21日
日本弁護士連合会


本日、岡山弁護士会所属の弁護士が国選弁護報酬を過大に請求したとして起訴された事件について有罪判決の言渡しがなされた。

 

国費による国選弁護制度において、このような事件が起こったことは、国民の弁護士に対する信頼を損ない、誠実に国選弁護活動に取り組んでいる全国の弁護士に対する信用を揺るがすものであり、極めて遺憾である。

 

これまで、当連合会は、会員に対し繰り返し国選弁護報酬請求を正確に行うよう注意を喚起するとともに、報酬請求時には所定の資料を添付する等の再発防止策に協力してきた。

 

また、当連合会及び弁護士会は、過大な国選弁護報酬請求がなされた事案について調査を行い、原因を究明するよう努めてきているところであるが、今後、国選弁護制度に対する国民の信頼を損なうことのないよう、引き続き対策を講じていきたい。

 

以上