国際人権(自由権)規約委員会の第3回日本政府報告の審議が終っての日弁連の記者会見でのコメント
- 91年からの日弁連の規約人権委員会への取組みが今回の審議に反映されたことを大変うれしく思う。
- 第3回審議に当り政府が報告書を公表し、NGOとも事前に懇談の機会を持ったり、同時通訳を手配したり等の努力をされたことに敬意を表する。
- 今回の審議で規約に反すると指摘された国内法については改正の準備を進めるべきである。
- 特に代用監獄は早急に廃止するべきであって、拘禁法案も立法化を断念するべきであることが今回の人権委員会の総意であると政府は受取めて欲しい。
- 婚外子の差別取扱及び在日韓国朝鮮人の外国人的取扱いの廃止、死刑廃止、戦後補償に真剣に取り組むべきこと、選択議定書批准等の指摘は深刻に受取めなければならない。
- 第4回の政府報告書の提出に当たり、日弁連と事前協議することを政府に強く希望する。
1993年(平成5年)10月28日
於ジュネーブ