26期生の任官拒否に関する談話

最高裁判所は、26期司法修習生の裁判官任官希望者87名のうち、85名を採用し2名を不採用とした。


司法修習を終了した者は、何れも裁判官・検察官・弁護士としての適格を有するものとされているのに、裁判官不足で困っている現況下で、2名の任官を理由を示さず拒否したとのことであるが、これについては至大の関心をもたざるをえない。


日本弁護士連合会としては、任官拒否の理由について真相を究明したいと考えている。

1974年(昭和49年)4月8日


日本弁護士連合会
会長 堂野達也