25期生の裁判官任官希望者2名を不採用とした件に関する談話
最高裁判所は、25期司法修習生の裁判官任官希望者68名のうち66名を採用し2名を不採用とした。
司法修習を終了した者は、何れも裁判官・検察官・弁護士としての適格を有するものとされているにもかかわらず、裁判官不足で困っている現在の状況のもとで2名の任官を拒否したことは遺憾といわざるをえない。
日本弁護士連合会としては、任官拒否の理由について今後調査していく考えである。
1973年(昭和48年)4月4日
日本弁護士連合会
会長 和島岩吉