平成25年司法試験最終合格発表に関する会長談話

 

本日、平成25年司法試験の最終合格者が発表された。2,049人の新しい法曹の仲間に入ろうとする人の誕生を心から歓迎し、今後の司法修習を通じて法律実務家として大きく成長されることを期待する。

 

当連合会は、この間、関係機関等と連携、協力しながら、法曹が社会の様々な場面で活躍することができるよう活動領域の拡大、法曹養成制度の改革に積極的に取り組んでいるところであるが、司法試験合格者数については、現状の法的需要を上回る急激な弁護士の増員ペースを緩和して漸増に改め、まずは合格者数を1,500人に減少してその動向を検証することを提言している。

 

また、先般、政府の法曹養成制度関係閣僚会議が、司法試験の年間合格者数については、3,000人という数値目標は現実性を欠くものであり、当面数値目標を設けないとの決定を行った。3,000人の頸木が外され、また、急増による弊害が各方面から強く指摘される中で、本年の合格者数は、昨年を53人下回ったものの、なおこれまでの急増ペースに沿うものであり極めて遺憾である。

 

当連合会は、上記決定に基づき近く発足される予定である、新たな検討体制において、急増による弊害が顕著な現在の合格者数を減少させ、急増を漸増へ転換する方向性がより明確に示されることを強く求めるものである。

 

当連合会としても新たな検討体制に主体的に関与、協力し、法曹の活動領域の拡大や法曹養成制度の改革に引き続き取り組んでいく所存である。

 

2013年(平成25年)9月10日

 日本弁護士連合会
 会長 山岸 憲司