「出入国管理における収容問題等協議会(仮称)」の設置等に関する日弁連コメント

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2010年(平成22年)9月10日
日本弁護士連合会


当連合会と法務省(入国管理局)は、入管の出入国管理行政における収容にまつわる諸問題について、より望ましい状況を実現するための方策等の協議の場を持つとともに、被収容者に対する法律相談等の取組をともに促進するなどの合意に至った。


近時、入国者収容所等において、収容期間が長期にわたる者がみられるなど、当連合会、各弁護士会としても看過しえない事態にあることから、法務省の協力も得て入国者収容所に収容された外国人に対する法律相談の実施を促進して仮放免の申請などを含む法的な援助を充実させることとし、あわせて、出入国管理行政における外国人の収容問題全般のあり方について、当連合会と法務省との協議の場を設置することとしたものである。


当連合会は、出入国管理行政のあり方に対して人権の観点から意見を表明し、活動しているところであるが、今般設置された協議会は、外国人の収容を巡る問題の改善に向けた方策を提言し、その実現に向けた建設的協議を行っていく場であり、当連合会として積極的に取り組む所存である。


以上