監獄法改正問題等についての意見交換会終了にあたって

本日、日弁連は、法務省及び警察庁間の監獄法改正問題、留置施設をめぐる意見交換会につき、両省庁より今国会法案提出の方針のため終了したい旨の申入れをうけた。


右意見交換会においては、法案の相当の修正がなされるなど一定の成果はあった。しかし、なお日弁連が最重要の課題としている代用監獄廃止の方向の確認はなされず、また、接見交通権問題をはじめ、不十分のまま残されている問題も多い。


したがって、日弁連としては、今国会法案提出を前提とする現段階での意見交換会の終結には反対であり、今後とも、当初からの目標達成のため、最大の努力を傾注するものである。


1987年(昭和62年)4月23日


日本弁護士連合会
意見交換会  団長 竹沢哲夫