失踪者のDNAデータに関する人権救済申立事件(勧告)
警察庁長官宛て勧告
2014年9月3日
- 失踪者のDNAデータに関する人権救済申立事件(勧告)(PDFファイル;285KB)
1984年6月21日に山形県遊佐海岸で発見された身元不明の女性の遺体が朝鮮民主主義人民共和国当局による拉致が疑われる甲さんと同一人物であると認定した根拠とされるDNA型鑑定書について、警察庁に対し、甲さんの家族及びその代理人が謄写することを認めるよう勧告した事例。
執行後照会に対する回答
警察庁長官
<警察庁警備局外事情報部外事課長名回答・2016年1月21日>
警察としては、DNA型鑑定書の謄写については認められないものの、ご家族等に対し、「警察では、DNA型鑑定の専門家同席の下で、鑑定人からご家族等に対して本件鑑定書の説明を行う場を設けたいと考えている。ご家族等には、信頼する専門家をご推薦いただいた上で、この説明会に参加していただきたい。」と呼びかけているところです。
なお、このことについては、国家公安委員会にも報告しております。