旧陸軍軍医学校跡地から発見された人骨の保管に関する人権救済申立事件(勧告・要望)

1992年 5月18日 新宿区長宛要望、1992年 6月19日 内閣総理大臣宛要望、1994年12月20日 内閣総理大臣宛勧告、1994年12月20日 新宿区長宛勧告

区内の旧陸軍軍医学校跡地から発見された人骨について731部隊との関連性が疑われていたところ区が人骨を廃棄するおそれがあったため、緊急に、区に対して、日本政府により人種の特定や収集経緯についての調査がつきるまで当該人骨を保管すべきことを要望し、政府及び厚生省に対しては、当該人骨の人種の特定等の調査を尽くすことを要望したのち、調査後あらためて、政府に対し、区内の旧陸軍軍医学校跡地で発見された731部隊との関連性が疑われる人骨の調査を行うべき事を勧告し、区に対し調査結果が判明するまで当該人骨を保管し焼却等の処分をしないように勧告した事例。