オンラインシンポジウム「将来世代の権利・利益を現在の制度にどのように取り込むことができるか ―気候危機、高レベル放射性廃棄物処分問題から考える新たな制度、権利はどうあるべきか―」

地球温暖化や、具体的な処分場の選定手続が開始された高レベル放射性廃棄物の処分問題などは、次世代の生活環境に大きな影響を及ぼすものであり、将来世代の負担や良好な環境を引き継ぐという視点は欠くことができません。そして、今や、気候危機と認識される気候変動の悪影響や生物多様性の損失、土壌および海洋の劣化は、現在および将来の世代の人権を侵害する脅威となりつつあり、前述の視点は、現在の合意形成や法制度において具体的に取り入れることが強く求められています。

本シンポジウムでは、気候危機と認識されるに至った地球温暖化問題や様々な環境問題において、既成概念や既存の法制度にとらわれることなく、将来世代の権利・利益や世代間の責任、平等という考え方を、現在の法制度や司法制度の中にどのように反映させるべきか、世界人類権宣言のような国際的な取組や、世界の司法・法制度の中で将来世代がどのように位置付けられようとしているのかについて、専門家と共に考える機会とします。


日時 2022年2月8日(火) 17時30分~19時40分
開催方法

Zoomウェビナーを利用したオンライン開催

参加費・受講料

参加費無料・事前申込制

参加対象・人数 どなたでもご参加いただけます
内容

■基調報告「フューチャー・デザイン:持続可能な自然と社会を将来世代に引き継ぐために」
講師:西條辰義氏(総合地球環境学研究所プログラムディレクター / 高知工科大学フューチャー・デザイン研究所所長)


■基調報告「世代間正義、将来世代の権利について」
講師:吉良貴之氏(宇都宮共和大学専任講師)

■パネルディスカッション「将来世代の権利・利益を現在の制度にどのように取り込むことができるか」(仮)
コーディネーター:中野宏典弁護士(日弁連 公害対策・環境保全委員会委員)
パネリスト:西條辰義氏
      吉良貴之氏
      池田直樹弁護士(日弁連 公害対策・環境保全委員会委員)
      和田重太弁護士(日弁連 公害対策・環境保全委員会委員)

icon_pdf.gifチラシ(PDFファイル; 283KB)

申込方法 【申込期限:2022年2月1日(火)】

以下の申込フォームからお申し込みください。
期日までにお申し込みいただいた方にZoomウェビナーの接続情報などをお知らせいたします。

icon_page.png申込フォーム

主催 日本弁護士連合会
お問い合わせ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課 TEL:03-3580-9508
備考

【注意事項】
■ 本シンポジウム参加に必要な環境
・パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネット接続のできる機材
・インターネットをご利用いただける環境
※安定した通信環境で接続をお願いいたします。スマートフォンはWi-Fiに接続してご利用いただくことを推奨します。視聴にかかるインターネット通信料は参加者のご負担となります。
■ Zoomウェビナーについて

・Zoomウェビナーへの参加にあたり、Zoom上でお名前とメールアドレスの入力が必要です。

・Zoomについては、Zoomサービス規約の内容をご確認いただき、同意の上でご利用ください。

icon_page.png Zoomサービス規約

あらかじめ視聴を希望される機材でZoomのインストールをお願いいたします。

icon_page.pngZoomインストール

・イベント前日までに下記リンクよりZoomの利用が可能であるかテストいただくことを推奨します。

icon_page.pngミーティングテスト

■当日、何らかの理由で通信が中断し復旧困難となった場合、やむを得ずシンポジウムを中止する可能性があります(目安として10分以上配信不能となった場合)。
■ 視聴者のPC環境・通信状況等の不具合について、日弁連では責任を負わず、Zoomの利用方法等についてのサポート対応等も行いかねますのであらかじめご了承ください。
■配信内容の撮影・録音等はご遠慮願います。

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日本弁護士連合会では、本シンポジウムの内容を記録し、また、成果普及に利用するため、本シンポジウムの様子の録画、写真撮影および録音を行っております。撮影した写真・映像および録音した内容は、日本弁護士連合会の会員向けの書籍のほか、日本弁護士連合会のウェブサイト、パンフレット、一般向けの書籍等にも使用させていただくことがあります。また、報道機関による取材が行われる場合、撮影された映像・画像はテレビ、新聞等の各種媒体において利用されることがあります。