取材源秘匿と報道の自由を考えるシンポジウム
取材・報道の自由は民主政の基礎を成す重要な権利であり、私たち市民の知る権利を充足する重要な権利です。報道は、時には権力者にとって都合の悪い事実を報道する役割を担うところ、取材源の秘匿が確保されなくては、そのような事実については取材することが困難となり、報道できる範囲が限られてしまいます。
2024年4月、鹿児島県警は警察官からの内部告発によるとみられる記事を掲載したウェブメディアに対して家宅捜索を行い、さらに押収物から同県警に関する別件内部告発を発見し、当該告発を行った警察官を特定した上で国家公務員法(守秘義務)違反の嫌疑で逮捕しました。
本シンポジウムはこの事件を題材に、取材源秘匿の持つ意味の重要性を検討していくとともに、それを理論上裏付けていくことを目的として実施します。ぜひご参加ください。
日時・開催方法
2025年7月30日(水) 18時00分~20時00分(開場:17時40分頃予定)
【第1部 18時00分~18時30分】会場での映像上映(配信なし)
【第2部 18時30分~20時00分】会場およびZoomウェビナーによるオンライン配信
場所
■会場参加:弁護士会館2階講堂「クレオ」A
(東京都千代田区霞が関1-1-3 東京メトロ「霞ヶ関」駅B1出口直結)
日本弁護士連合会:アクセス
■オンライン参加:Zoomウェビナー(第2部のみ)
※Zoomアプリを事前にインストールした上で参加してください。
参加費・受講料
参加費無料/事前申込制
参加対象・定員
どなたでもご参加いただけます。
会場:100名、オンライン参加:500名(※先着順)
内容
◆第1部(18時00分-18時30分配信なし)◆ 映像上映
鹿児島放送制作「ANNテレメンタリー2024『秩序と闇 それは犯罪か、内部告発か』」(県警による捜索差押え事件を検証したドキュメンタリー)
※同映像はYouTubeから視聴可能です。
オンライン参加の方は、事前にご視聴いただいた上でご参加ください。
視聴用リンク(再生時間:24分43秒)
◆第2部(18時30分-20時00分配信あり)◆
【講演】横枕 嘉泰 氏
(鹿児島放送報道情報センター報道部専任部長、上記番組ディレクター)
【パネルディスカッション「取材源秘匿の意義を考える」】
横枕 嘉泰 氏
鈴木 秀美 氏(国士舘大学法学部特任教授、慶應義塾大学・大阪大学名誉教授)
喜田村 洋一 氏(弁護士:第二東京弁護士会)
進行:平河 直(弁護士:第二東京弁護士会、日弁連人権擁護委員会委員)
申込方法
2025年7月25日(金)までに以下の申込フォームからお申し込みください。
※参加方法等は、シンポジウム当日の午前中までに、お申し込みされた方宛てにメールにてご案内いたします。
チラシ (PDFファイル;739KB)
主催
日本弁護士連合会
お問合せ先
日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03-3580-9503
備考
【注意事項】
■本シンポジウムの運営関係者および報道関係以外の方ならびにオンライン参加者による撮影、録音、録画、キャプチャ取得等はご遠慮ください。
■オンライン参加方法につきましては、申込完了後に送られるメール連絡をご覧ください。申込時に入力いただいたメールアドレスに誤りがありますと、この連絡が届きませんので、ご注意ください。
■パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネット接続のできる機器とインターネットをご利用いただける環境は参加者各自でご用意ください。参加にかかる機器利用およびインターネット接続にかかる通信料は各参加者の自己負担となります。
■Zoomの利用にあたっては、Zoomサービス規約の内容をご確認いただき、同意の上でご利用ください。
Zoomサービス規約
■Zoomウェビナーの利用にあたっては、接続する機器にZoomアプリをインストールする必要があります。
Zoomインストール
■研修前日までに下記リンクからZoomの利用が可能であるかテストいただくことを推奨します。
ミーティングテスト
■Zoomの個別設定、接続不具合等に関するお問合せは、Zoomヘルプセンターをご利用ください。本研修主催者では技術的なご質問には対応いたしかねますのでご了承ください。
Zoomヘルプセンター
■本講座へのご参加には以下の機材および環境が必要です。
・パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネットに接続してZoomを利用できる機材
・インターネットをご利用いただける環境
※安定した通信環境で接続してください。スマートフォンはWi-Fiに接続してご利用ください。
■当日、何らかの理由で通信が中断し復旧困難となった場合、やむを得ず配信を中止する可能性があります(目安として10分以上配信不能となった場合)。
■PC環境・通信状況等の不具合については日弁連では責任を負わず、サポート対応等も行いかねますので予めご了承ください。
個人情報取り扱いについての記載:
ご提供いただいた個人情報は、日本弁護士連合会の個人情報保護方針に従い厳重に管理し、本シンポジウムの運営のために利用します。また、個人情報は、統計的に処理・分析し、その結果を個人が特定されないよう統計情報として公表することがあります。
日本弁護士連合会では、本シンポジウムの内容を記録し、また、成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影および録音を行っております。撮影した写真・映像および録音した内容は、日本弁護士連合会の会員向けの書籍のほか、日本弁護士連合会のウェブサイト、パンフレット、一般向けの書籍等にも使用させていただくことがあります。撮影されたくない参加者の方は担当者に申し出てください。
報道機関による取材も予定されており、撮影された映像・画像はテレビ、新聞等の各種媒体において利用されることがあります。撮影されたくない参加者の方は担当者に申し出てください。


