LIFE 仕事と暮らし。自分らしいバランスを。

釜谷 理恵 弁護士のLIFE

休日は子どもとコミュニケーションを。

5歳の男の子がいるのですが、平日は仕事が忙しく、お迎えに行って、ご飯を食べさせて、お風呂に入れてと、子どもとのゆっくりとした時間がなかなか取れません。そのため、休みの日はキャンプや旅行に行くなど家族で過ごす時間を大切にして、子どもとのコミュニケーションをできる限り取るようにしています。弁護士は、自由業と言われるとおり、自分でスケジューリングして働くことができるので、仕事と家事・育児の両立はしやすいかなと思います。

女性が一生働ける職業とは。

私が弁護士を目指したのは、20代後半の時でした。元々アパレルメーカーの企画室で5年間働いていたのですが、勤め先が倒産してしまって。その後、別の会社に一般職として就職。その転職をきっかけに、女性が一生働ける職業って何かなと考えた時に、やはり「手に職」だと考えて。元々正義感が強い方だったのと、弱い人を助けたいという思いから一念発起して弁護士を目指しました。

社会人経験が強みになった。

弁護士は、人対人の仕事なので、やはり依頼者から信頼されることが重要です。そのスキルとして、“この人はまだ壁があるな”とか、逆に“この一言で信頼を獲得できたな”というようなその場の空気感を読んで、依頼者の心を掴むこと。私の場合は、社会人として働いていた時に、老若男女あらゆる人と関わって交渉などをしてきたので、その時に培われた力かなと思います。

フェンシングに懸けた学生時代。

もちろん高校生のうちから弁護士を目指して一本で進んでいくのも素敵な選択だと思います。でも私自身、司法試験の勉強を始めたのは20代後半からと人より遅いスタートでした。最難関と言われるとおり受験勉強は大変でしたが、そんな時に支えになったのは、中学・高校・大学と、学生時代にフェンシングという一つのスポーツに全力を注ぎ、辛い練習にも耐えてやり遂げたという経験でした。みなさんも、学生時代に何か一つのことをやり遂げてみてください。その経験は、きっとこれからの人生の支えになるはずです。

溝内 健介 弁護士のLIFE

平日は弁護士。休日は野球の審判。

弁護士として働きながら、休日等を使って主に東京六大学野球の審判を務めています。プロ野球と違って、アマチュア野球の審判は、仕事と掛け持ちで活動しています。弁護士と野球の審判。関係ないように思われるかもしれませんが、私にとってはふたつでひとつ。弁護士になろうと志した時からセットで考えていました。その原点にあるのは大学生の時の出会いです。大学の野球部のある大先輩を知ったことが大きかったですね。

将来を決めた先輩との出会い。

大学の野球部の大先輩に、現在所属する法律事務所の所長でもある清水幹裕弁護士がいまして。長年にわたり弁護士の仕事をしながら、アマチュア野球の審判もされていました。それも東京六大学野球だけではなくて、高校野球の甲子園や、社会人野球の都市対抗など、アマチュア野球のトップレベルの審判をしていたのです。「将来も何らかの形で野球に関わり続けられたらいいな」と漠然と考えていましたが、この出会いをきっかけに、自分も清水先輩のようになりたいと強く思うようになりました。

やりがいを感じるのは依頼者の声。

業務は所属事務所の顧問先からの相談・依頼が中心ですが、それ以外では、不動産関係や相続・離婚などの家族関係の事件を取り扱うことが比較的多いです。スポーツ関係の仕事も少しずつですが増えてきているように思います。依頼者あっての仕事ですから、依頼者の方が喜んでくれたり、感謝してくれたりすると、やっぱり何より嬉しいですね。依頼者の方の希望がすべてかなったとはいえないようなケースで「これだけやってくれたんだから良かったです」と言っていただけると、全力で仕事に取り組んだかいがあったなと思います。

弁護士と野球の審判に通じる部分。

野球の審判では事前に頭のなかで複数のケースを想定して準備をしておくことが、瞬時の判断に役立ちます。弁護士の仕事では瞬時の判断を求められることはあまりありませんが、例えば法廷での尋問では素早い判断が求められることもあります。野球の審判を通じて事前準備の重要性を痛感していますので、こうした心構えは多少なりとも仕事に役立っているのではないかと思います。

それぞれのLIFE

松本 三加弁護士のLIFE 仕事と家庭を両立するために。

夫婦で弁護士をやっているので、仕事と家庭を両立するためにさまざまな工夫をしています。仕事では、急な打ち合わせや対応が想定されるような事件は入念に日程調整をします。家では、妻が家事の中心にならなければならないという先入観を捨てて、苦手な家事は思い切って夫に任せます。それから、家族で共有できる趣味を見つけて、みんなで同じ時間を過ごすようにしています。

渡辺 淑彦弁護士のLIFE 休日は家族の時間に。

東日本大震災の前の年に、福島県いわき市に法律事務所を開設。いわゆる「マチベン」として、夫婦で弁護士業を営んでいます。現在は原発事故の被害者救済のために多忙な生活を送る毎日です。平日はどうしても仕事一色になってしまうので、休日はなるべく仕事をしないようにしていますね。子どもの行事に参加したり、料理が好きなので手料理をふるまったり。ハイキングやプールに出かけて、仕事場から物理的に離れるようにもしています。

向井 亜希弁護士のLIFE オフの日は外の世界に触れる。

銀行に勤める弁護士として、M&Aのアドバイザー業務を行っています。以前は法律事務所で働いていましたが、その頃にくらべるとプライベートの時間が確保しやすくなったかもしれません。ダラダラと残業したりせず、区切りをつけて帰宅して、家事や家での時間に充てるよう意識していますね。仕事が人生のすべてではないという気持ちで、夫とドライブに行ったり、人に会ったり、本を読んだり、違う職業の方と交流する時間を大切にしています。