[中国]広島弁護士会

広島弁護士会

〒730-0012 広島市中区上八丁堀2番73号
TEL 082-228-0230
FAX 082-228-0418
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1 広島という土地

戦国時代末期、毛利元就の孫、毛利輝元が広島城の鍬入れのときに「広島」を命名したと言われています。デルタに島々が広がっている地形から名づけたという説もありますが、実際、広島は、いくつもの山々が連なり、その間をいくつもの川が流れてデルタが広がり、さらにその先の穏やかな瀬戸内にはいくつもの島々が浮んでいるという、表情豊かな自然に囲まれた土地です。加えて、北国のように厳寒の地もあれば、南国のように温暖な地もあるため、広島は「日本の縮図」とも呼ばれています。


豊かな自然のおかげでレジャーにも事欠きません。車で1時間も行けばスキー場、ゴルフ場、キャンプ場がごろごろ。山に飽きたら海に出向いて釣りやマリンレジャーにうつつを抜かすことも可能です。

 

広島の味と言えば、まずは牡蠣。それからお好み焼きと最近話題の広島風つけ麺。ちょっと気張って広島牛を食らい、口直しに広島菜の歯ごたえを楽しみ、食後は最高級ブドウのピオーネをほおばれば、広島の味を語る資格を得ます。日本酒で有名な西条をはじめとして、広島は酒処でもあります。

 

広島は、関西方面、九州方面、山陰方面、四国方面のいずれにも高速道路が通っているほか、山陽新幹線の停車する広島駅や国内線・国際線の就航する広島空港があり、交通の便もよいです。プロスポーツも盛んで、全国唯一の市民球団広島東洋カープやJリーグのサンフレッチェ広島の本拠地でもあります。そして、一言で言えば、「住み易い」土地、これが広島の特徴です。

 

2 広島弁護士会

広島弁護士会では、サークル活動も活発で、野球部(全国大会で優勝経験あり)、サッカー部(全国で最も早く創立)、ゴルフ、登山、テニス、バスケットボール、囲碁、将棋等々、仕事以外での自己実現に熱心な会員が多数在籍しています。


また、中国地方の中心地、あるいは高裁本庁所在地ということはありますが、近年は、事件数も減少の傾向にあり、経営は全体的に厳しい傾向にあるようです。とはいえ、会員相互の助け合いの精神も旺盛で、仕事上での相談や独立時の応援等、いろいろな形で支援をしてもらえる場合もあります。

 

3 地区会

広島弁護士会には、広島地区会・福山地区会・呉地区会・尾道地区会・三次地区会の5つの地区会があります。広島地区会が全会員の80%以上を占めています が、その他の地区会も、それぞれ需要を抱えているため、会員が積極的に活動しています。いずれの地区会においても、司法修習終了後直ちに独立開業している会員もいますし、技術面、事件紹介の両方で後輩を助ける雰囲気もあります。

 

4 委員会活動

広島弁護士会には、多数の委員会があり、それぞれ会員が熱心に活動しています。恒常的に設置された委員会のみならず、緊急の課題に対処するために、プロジェクトチーム(IT問題対策プロジェクトチーム等)やワーキンググループ(倒産協議会ワーキンググループ)を編成する等して、柔軟かつ迅速に対応しています。


広島弁護士会における委員会活動は活発です。例えば、広島弁護士会が受刑者から人権救済申立てを受けたため、人権擁護委員会の調査員が関係する他の受刑者の面会を求めた際にこれを拒否された事案について、広島弁護士会自身が原告となり国賠訴訟を提起したこともあります(最高裁で逆転敗訴となりましたが、最高裁は、理由中で、弁護士や弁護士会の行う基本的人権の擁護活動が弁護士法1条1項および弁護士法全体に根拠を有するものであるとし、その調査活動に法的正当性を認めました。)。また、平和問題について研究を行う平和・憲法問題対策委員会といった被爆地広島ならではの委員会も積極的に活動しています。さらに、各種法律の制定や改正に対処するために、関連委員会が中心となって、さまざまな会員向け研修が行われる等、会員の資質向上の努力もなされています。近時では多発する自然災害(広島では豪雨災害が多いです)に弁護士として対応する態勢も組まれており、平成30年7月に発生した豪雨災害においては、災害対策委員会および関連委員会のメンバーで組織した災害対策本部が中心となって、災害無料電話相談や災害ADRを実施したり、自然災害債務整理ガイドラインを用いた債務整理への対応体制を整備したりするなど、被災者のみなさまの生活再建支援活動にも注力しています。

 

5 法律相談センター

広島弁護士会では、県内各地に法律相談センターを設置しています。広島市中心部では広島弁護士会館に「法律相談センターひろしま」を、東広島市には「ひがし広島法律相談センター」を、福山市内に「法律相談センター福山」を、三次市内・庄原市内に「広島北部巡回法律相談センター」を、そして呉市内に「呉法律相談センター」をそれぞれ設置しています。

 

いずれの法律相談センターも、相談を担当した会員が、原則として当該相談にかかる事件を受任することになっているため、とりわけ若手の会員が事件を受任する1つの機会になっています。

 

6 裁判所や検察庁との関係

広島県には、広島市内に広島高裁・地裁(簡裁)・家裁の本庁が置かれているほか、呉市・三次市・尾道市・福山市内に、それぞれ地裁・家裁の支部および簡裁が置かれています。そのほか、広島市安佐北区・大竹市・東広島市・竹原市・庄原市・府中市内にそれぞれ簡裁が置かれています。

 

特に広島市内では、高裁・地裁・家裁および検察庁の施設は、いずれも大半の会員事務所のすぐ近くであるため、労せず各施設に赴くことができます。

 

また、裁判官や検察官についても、新任歓迎会、法曹懇談会や各種協議会、あるいは合同の勉強会等を通じて「顔の見える関係」となっています。したがって、立場の違う法曹人として緊張関係を保ちつつも、円滑なコミュニケーションを図ることができる適当な距離にあると言えます。

 

7 海外との交流

広島弁護士会は、1998年(平成10年)5月、大韓民国大邱(テグ)地方弁護士会と友好協定を結び、毎年交互に多数の会員が行き来して交流しています。

 

8 司法修習生のみなさんへ

広島弁護士会には、弁護士過疎地への派遣やロースクールへの教員派遣、さらには弁護士任官やスタッフ弁護士(日本司法支援センター)の供給母体としての役割を担うべき都市型公設事務所もあります。


広島弁護士会は、広島の地で活躍したいという強い気持ちをお持ちの修習生の皆様のご入会をお待ちしております。

 

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