九州 福岡県弁護士会

福岡県弁護士会

〒810-0043 福岡市中央区城内1-1 裁判所合同庁舎構内
TEL 092-741-6416
FAX 092-715-3207
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1 福岡県の弁護士活動における特徴

(1)福岡県の人口と県内4地域の特徴

福岡県は、500万人を超える人口を有し、福岡市、北九州市の2つの政令指定都市を含めた28市、30町、2村で構成されており、これら60市町村は地理的、歴史的、経済的特性などから、「北九州」「福岡」「筑後」「筑豊」の4地域に分けられています。

 

(2)福岡県における弁護士活動の歴史

福岡県は、福岡高等裁判所があることから、様々な先進的弁護活動を行って来た土地柄です。

 

当番弁護士制度(待機制)発祥の地でありますし、全件少年付添人制度や精神保健問題、高齢者問題等でも全国のけん引車としての役割を荷負って来ました。また、県内に炭鉱があることから、古くは労働事件の盛んな地域でもありました。

 

民事訴訟における福岡方式は、その実験が、新民事訴訟法誕生の大きな契機ともなっています。

 

(3)福岡県の弁護士活動

弁護士活動としては、消費者問題や刑事事件など専門分野では伝統があり、医療紛争や建築紛争、民事介入暴力、クレサラ紛争等についての活動も盛んです。

 

福岡県の弁護士は、歴史的に見ても、次々と新しい分野に挑戦して来ていますし、現在も、行政や建築、高齢者、知財、信託等について常に新分野開拓の動きを考えています。

 

福岡県が、高等裁判所のある中規模都市であるポジションからも分かるように、訴訟その他の弁護士活動の分野でもごく一部の特殊な事件を除いて、ほとんどの種類の事件を、数多く経験することができます。この点については、東京及びその周辺の都市、あるいは大阪等と比較して事件の種類、数の双方において凌駕していると自負しています。

 

2 福岡県弁護士会の概略

(1)部会制

福岡県弁護士会は、福岡部会、北九州部会、筑後部会,筑豊部会という4つの部会で構成されています。

 

(2)委員会活動

福岡県弁護士会は、全国でも有数の活発な弁護士会であり、61の委員会が多岐にわたって活動しています。

 

委員会は、大きく組織支援部門、総務企画部門、業務支援部門、司法法制部門、人権擁護部門、市民活動部門とに分かれていますが、事案によって委員会が連携して活動を行うこともあります。

 

新人弁護士は、登録時に、少なくとも1つの委員会には所属することになっています。このような委員会活動は、弁護士会の活動を支える重要なものですが、若手の弁護士が、先輩弁護士に指導を受けることができる有意義な場ともなっています。

(3)当番弁護士制度・全件付添人制度

福岡県弁護士会は、全国に先駆けて、平成2年に起訴前の被疑者に対して無料で勾留場所に弁護士を派遣する待機制の当番弁護士制度を、平成13年には少年の身体拘束事件全件に付添人になろうとする全件付添人制度を創設しています。


この全件付添人制度については高校1年生の「現代社会」の教科書にも掲載されています。

 

(4)人権救済活動

福岡県弁護士会は、当番弁護士制度・全件付添人制度以外にも、さまざまな人権救済活動に励んでおり、精神障害者からの連絡を受けて無料で面会して援助する精神保険当番弁護士制度、高齢者障害者の相談に無料で応じる福祉の当番弁護士制度等、全国に先駆けて行っています。

 

(5)消費者事件

福岡県弁護士会は、多重債務問題を人権問題と位置づけ、会をあげて多重債務者の救済に取り組む従来の方針をさらに進め、平成19年6月1日からは県内の20か所(当時)の法律相談センター全部で多重債務者の相談を無料にすることに踏み切りました。


平成18年貸金業規制法の改正により貸出金利が利息制限法の上限金利まで引き下げられ、高金利問題は一応の決着を見ています。しかし,貸金業者の貸し渋り等により多重債務者が支払いができなくなって破綻し、ヤミ金がはびこる危険性が顕在化しています。ところが、多重債務について相談できている人は20%程度に過ぎず、どこにも相談できずに解決できないままの人が大多数だといわれています。

 

福岡県の法律相談センターは、全国でも有数の規模を誇っており、その全部で多重債務相談を無料にすることによって、一人でも多くの多重債務問題を抱える人が弁護士に相談をすることを可能とし、問題の解決にあたることができることになります。

 

(6)法律相談センター

福岡県弁護士会は、平成元年に、市民に利用しやすい弁護士活動を目指して、「市民と共に」という目標への第一歩として、昭和60年に、弁護士会館ではなく繁華街の天神地区に法律相談センターを移転しました。

 

そして、今では法律相談センターは県内に17か所に達し、全国でも有数の規模を誇っています。県内各所に法律相談センターを設けることによって、弁護士過疎地域の市民にも、法律の専門家である弁護士によるリーガルサービスを提供することが可能になっています。

 

なお、この法律相談センターは、経験の浅い弁護士が独立し、経営の基盤を固めていく上でも十分な基盤になっています。

 

3 修習生のみなさんへ

福岡県弁護士会は、非常に弁護士会活動が盛んな弁護士会です。

 

また、会員数から見て、疎遠になり過ぎず、近くなり過ぎずという丁度良い規模であるといえます。

 

弁護士会には、これといった派閥もなく、事務所の枠を超えて、先輩弁護士が若手弁護士を良く可愛がり、面倒をみる気風があり、事件を紹介して共同受任するというケースも多いと思われます。

 

このように、福岡県弁護士会は、弁護士として充実した活動を行える弁護士会であるといえます。

 

是非、福岡県に登録してください。

 

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