日本国憲法企画「憲法動画コンテスト~伝えませんか?あなたの瞳に映る人権の姿~」
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※募集を11月10日(日)で締め切りました。
日本国憲法は1947年5月3日に施行され、施行から72年を迎えました。
日本弁護士連合会ではの自由及び人権を支え続けている 日本国憲法の基本原則・役割を評価し、日本国憲法の理念が行き届く 社会の実現のために、日本国憲法の基本原則の一つである「基本的人権 の尊重」を広く考える契機とすべく、これをテーマにした動画(ショートムー ビー)を募集します。
市民のみなさんが伝えたい、みなさんの瞳に映る「人権の姿」を、動画(ショ ートムービー)にして自由に表現し、創作してみてください。 たくさんのご応募をお待ちしております。
案内チラシ (PDFファイル;1MB)
■日本国憲法企画「憲法動画コンテスト~伝えませんか?あなたの瞳に映る人権の姿~」 募集要項
1 応募規定 | |
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(1) テーマ |
「基本的人権の尊重」 |
(2) 応募資格 |
① どなたでも応募可(グループでも可) |
(3) 部門 |
① 高校生以下の部 |
(4) 作品の収録時間 |
90秒以内 |
(5) 応募方法 |
① 受付期間 2019年6月20日(木)~11月5日(火)
→2019年11月10日(日)で募集を締め切りました。
●応募フォームは
【郵送の場合の送付先】
●応募票は |
2 応募条件・応募上の注意事項 |
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(1) 応募者本人が撮影・作成したオリジナルの動画作品(アニメーションやCG、写真・静止画の動画加工等も可)で、未発表のものに限ります。 (2) 本名による応募とします。匿名等での応募は受け付けません。 (3) グループで制作した作品の場合は、グループ名での応募を可とします。ただし、代表者名は必須とします。 (4) 応募作品には、必ずタイトル(作品名)を付けてください。 (5) 応募点数の制限は設けません。ただし、応募後の差し替えは認めません。 (6) 記録媒体による応募の場合、当該記録媒体は原則返却しません。 (7) 未成年者の応募の場合、保護者からの同意を得ることを必須とします。同意確認は、応募フォームまたは応募表の確認欄で行います。 (8) 応募作品の著作権は、応募者に留保されます。ただし、応募者は、当連合会に対し、利用範囲・期間・方法の制限なく、サブライセンス及び譲渡の可能な利用権を無償で付与するものとします。当連合会は、当該利用権に基づき、事前に応募者に通知することなく、応募作品を、適宜編集・加工した上で、当連合会ホームページ、公式Twitter、その他制作物等に使用することができることとします。 (9) 応募作品に、著作権、肖像権等第三者の権利侵害が認められた場合、応募者本人がその責任を負うこととし、当連合会は対応しません。 (10)作品内容が法令に抵触する、公序良俗に反するなど当連合会が不適切と判断した作品は、応募者に通知することなく審査対象から除外します。 (11) 作品の応募に際し、応募者は、応募フォームまたは応募票に設けた確認欄への入力・記入により、上記応募条件全てに同意したこととします。 |
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3 賞 | |
(1) 部門ごとに、金賞1作品、銀賞1作品、銅賞1作品、入選5作品(上限)を表彰します。 (2) 入賞者には、表彰状、図書カード、副賞(憲法関連グッズ)を贈呈します。なお、贈呈する図書カードは以下のとおりです。
【高校生以下の部】
【大学生・社会人の部】 (3) 上記部門ごとの表彰のほか、「審査員特別賞」が設けられる場合があります。 |
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4 審査員 ★審査員からのメッセージはこちら |
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以下、8名の審査員によって審査します。 |
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5 審査基準 |
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下記2点を総合的に考慮し、審査します。 |
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6 入賞作品・審査結果の発表 |
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(1)発表時期 |
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7 表彰式 |
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以下のとおり、表彰式を行う予定です。詳細は後日改めて発表します。 |
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8 問い合わせ先 |
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日本弁護士連合会人権部人権第二課 TEL: 03-3580-9507 |
審査員からのメッセージ
松島 哲也 さん(日本大学芸術学部映画学科教授/日本映画監督協会常務理事)
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憲法動画コンテスト「基本的人権の尊重」90秒の審査に向けて
人間は一人で生きることは出来ません。他者との関係の中で幸福を求めますが、皆が幸福になれるわけでもないでしょう。様々な作品で人と人の葛藤を追いかけてきました。登場人物達は愛や夢、欲望に翻弄されながらも最後に何かを選択する物語が多かったように思いますが、全てのドラマの登場人物達に人権は存在していたのでしょうか…。自問しながら気づきました。他者を考えることは自然と人権を考えてきたんですね。その道は憲法に続いているのかも知れません。
“人が生きる権利”同士がぶつかれば、なかなか面白いドラマになります。
「人権とは何か?」
面白く、ハッとさせられる作品を期待します。
小口 詩子 さん(武蔵野美術大学造形構想学部映像学科教授)
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「人権」とは、「万人に認められた、幸せに生きる権利」だという。 様々な状況、観点から見て、そもそも個々の人間が平等に生かされているとは言い難い。
「生来の権利」というが、世界にはそれを知らされずに生き、知らぬまま死んでいく人たちもいる。「守られる権利」、「知る権利」を誰がどう教えてくれるのかを知らない。
世界幸福度ランキング58位、「幸せの基準」もまた同一では無いが、日本は「民度」(知的水準、教育水準、文化水準、行動様式などの成熟度)が高い国だという。その感受性と想像力で機会を掴み、気づきを得、喚起のシグナルを発信することができるに違いない。
「人間らしく生きる権利」、そう呟く希望に耳を澄ましたい。
丹下 紘希 さん(人間/映像作家)
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あなたの声がメディアです。
声とは自由。
あなたは、自由の下にあなた自身の言葉を持っています。そして映像もまた言葉なのです。
あなた自身の映像言語はあなたの意志の力によって、これまでに引かれた線や壁のある世界を越えていきます。
その時、あなたは独立した「あなた」となり、多くの人々がその言葉を聞き、理不尽に対抗する力を蓄えていくでしょう。
国や誰かの利益を気にして、声を無くした人々の代わりに。 声とは自由。
あなたがあなたらしくいられることは、私たち人類が長い長い年月をかけて、過去に差別などの幾多の試練を乗り越えて、多くの犠牲を出しながらも、ようやく手にした自由です。
この先、その自由を手放すのも、守るのもまた私たち自身。
だから、あなたの声を聞かせてください。
あなたの声によって、私たちは考え続ける一歩をまた踏み出すのです。
三上 智恵 さん(映画監督)
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90秒の宇宙。15秒CMが6つも入る1分半の持つ時空は無限です。
テレビ報道のニュースはだいたい50秒。リード10秒に映像40秒、その中に今起きていること+過去の経緯や今後の展望、さらに短いインタビューなら二人は入ります。
私は19年間沖縄の放送局にいましたが、全国ネットで採用される40秒の映像の中にどれだけの焦り、悔しさ、SOS、怒り、悲しみを叩きつけて、織り込んで、祈るように送出してきたことか。90秒もらえるならキターッ!!とガッツポーズで両の手からこぼれる素材と格闘します。
勝負は、どれだけ自分の中に抱え込んできたものがあるか。
見過ごせない不条理や理不尽に立ち向かおうとして形にならず悶々とした日々の蓄積があるか。
心にたたみ込まれてきたものたちがバネになって人の心を震わせる作品が生まれてくるのだと思います。
「憲法がちゃんと機能していれば」「基本的人権の意味をみんなが理解していたら」起こりえない悲劇がそこここにあります。
皆さんの感性でそれを鷲づかみにして見せてください。
堀 潤 さん(ジャーナリスト/「8bitNews」主宰)
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みなさんこんにちは。ジャーナリストの堀です。
確かに憲法について、僕らは普段の日常生活の中で自分の考えを表現する場所、さらには誰か考える、直接聞いてそれを議論する場所なんていうものが、職場や、学校や、家庭の中で、これまであまりなかったのではないでしょうか。
でも、憲法って私たちが本来作るものですよね。
個人に対して、大きな権力をどうやってコントロールしていくのか、国の基本設計図じゃないですか。だから、僕ら自身が「僕はね、こうあるべきだと思うよ」「いやいや、私はね、こういう国であってほしいよ。だからこんな憲法を作ろう」そういう議論ができるのが本来の民主主義国家のあり方だと思うんです。
今回の憲法動画をきっかけに、ぜひみなさん、私が思う、僕が思う、一人ひとりの憲法、そして人権とは、ということをより明確にしていきましょう。
それをもって、各々の違いをまた知る機会になればいいのではないかと思います。
とにかく、主役は主権者である私たちです。私たちが考えないと始まりません。
一緒に考えていきましょう。
青井 未帆 さん(学習院大学教授)
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私たちの社会は、私たちが思っているほど、自由でなければ、平等でもないかもしれません。見過ごされてきた人権侵害もまだまだたくさんあるでしょう。
そもそも、基本的人権って何でしょう。社会道徳とは違うのでしょうか? 人権が保障されるって一体どういうことなのでしょう?
考えてみると、意外に難しいのではないかと思います。
人権は頭のなかの抽象的な概念にとどまるわけがありません。痛み、苦しみ、怒り、あるいは、喜び、満足、幸せといった、人びとの感情が、必ず背後に控えています。
映像は、そういう部分を表現するにあたって、とても大きな可能性を秘めているものと考えます。
みなさんの力作を楽しみにしています。
ご提供いただいた個人情報は、当連合会のプライバシーポリシーに従って厳重に管理し、本コンテストの運営等のために使用します。
また、入賞者の氏名、住所(都道府県のみ)、年齢は、本企画及び関連企画に際して、当連合会ホームページや作成物・各種媒体において公表します。