第59回人権擁護大会シンポジウム第3分科会プレシンポジウム「考え悩む世論」

 

2014年11月に政府の「基本的法制度に関する世論調査」が実施され、2015年1月に調査の実施と結果について公表されました。

 

この調査では、「死刑もやむを得ない」と回答した人の割合は80.3%と前回より減少し、「状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい」と回答した人の割合は前回の34.2%から40.5%に増えました。さらに、仮釈放のない終身刑を導入した場合の死刑廃止の是非については、「廃止しないほうがよい」51.5%、「廃止するほうがよい」37.7%でその差が大幅に縮まりました。また、袴田事件の再審開始決定の影響か、「死刑を廃止すべきである」理由として、「裁判に誤りがあったとき、死刑にしてしまうと取り返しがつかない」を挙げた人が46.6%に上りました。

 

このように世論の状況は、単純に、死刑存置が80%以上ではなく、考え悩んでいることが伺えます。

 

本シンポジウムでは、同調査を分析した結果をご報告し、その意味を一緒に考えたいと思います。

 

また、佐藤舞氏は、政府の世論調査にあわせて、早稲田大学国際教養学部国際関係学准教授のポール・ベーコン博士とともに併行調査を実施し、死刑の存置を支持する人の71%は、政府が死刑廃止を決定すれば、これを受け入れると回答していることを明らかにしています。

 

そこで、今年開催される人権擁護大会のプレシンポジウムとして、佐藤舞氏と世論調査を題材として製作されたドキュメンタリー映画「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」の監督である長塚洋氏もお招きし、世論は本当に「死刑」を支持しているのかについてお話をお伺いしたいと考えています。

 

皆様、奮ってご参加ください。

 

日時

2016年4月11日(月)18時~20時(開場17時45分)

場所

弁護士会館2階クレオBC会議室

(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
arrow_blue_2.gif会場地図

参加費等

無料

内容(予定)

○ 基本的法制度に関する世論調査に関する報告

  • 釜井 景介 弁護士(死刑廃止検討員会事務局次長)

○ 世論調査・審議型意識調査の結果についての講演

  • 佐藤 舞 氏(レディング大学法学部専任講師)

○ 映画 「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」

  • 長塚 洋 監督 *短縮版 29分を上映予定

 

icon_pdf.gifチラシ (PDFファイル;258KB)

お申込方法

事前申込みは不要です。

主催

日本弁護士連合会

お問い合わせ先

日本弁護士連合会 法制部法制第二課
TEL 03-3580-9985 FAX 03-3580-9920

個人情報取り扱いについての記載:

日本弁護士連合会では、本シンポジウムの内容を記録し、また、成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行います。撮影した写真・映像及び録音した内容は、日本弁護士連合会の会員向けの書籍のほか、日本弁護士連合会のホームページ、パンフレット、一般向けの書籍等にも使用させていただくことがあります。また、報道機関による取材が行われる場合、撮影された映像・画像はテレビ、新聞等の各種媒体において利用されることがあります。撮影をされたくない方は、当日、担当者にお申し出ください。