名古屋城天守閣にエレベーターの設置を求める人権救済申立事件(要望)
名古屋市長宛て要望
2022年10月24日
- 名古屋城天守閣にエレベーターの設置を求める人権救済申立事件(要望) (PDFファイル;326KB)
現在の名古屋城天守閣にはエレベーターが設置されているが、再建する名古屋城天守閣にあえてエレベーターを設置しないということは、障がいのある人が平等に公共施設を利用し、天守閣を観覧したり、天守閣から城下の眺望を享受したりすることにおいて差別されない権利・利益を侵害しており、現にエレベーターを利用して天守閣に昇降することが保障されていた障がいのある人を合理的な理由なく差別することになるから、憲法第13条及び第14条第1項並びに障害者の権利に関する条約第5条第1項及び第2項、さらに、憲法第13条及び第14条第1項の趣旨を具現化した障害者基本法や障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律等に違反することになるとして、名古屋市に対して、再建する名古屋城の天守閣には、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令第18条第2項第5号の要件を満たす最上階までのエレベーターを設置するよう要望した事例。