弁護人・被告人間の法廷内でのメモ交付制限並びに拘置所での信書検閲人権救済申立事件(勧告)

東京地方裁判所判事・法務大臣・東京拘置所所長宛勧告

1995年7月25日


裁判官が刑事裁判法廷において弁護人と被告人の間のメモのやりとりを制限し、拘置所が被告人から弁護人への宅下手続の場所を制限し、弁護人と被告人間の信書の授受を制限していることは違憲違法であるとして、裁判官に対して今後二度とかかることのないよう勧告し、拘置所及び法務大臣に対して宅下場所の制限をせず、信書の検閲を廃止する措置を採るよう勧告した事例。