無令状身体検査・無令状採尿等人権救済申立事件(警告・要望)

長野県警察本部本部長・長野南警察署署長宛勧告、警察庁長官要望

1988年10月24日


警察官が、現行犯逮捕した女性を、速やかに釈放や検察官送致の手続きをとることもなく、約37時間身柄を拘束した上、無令状で裸体の検査および採尿を行った行為は、憲法の保障する令状主義に反する重大な違法があるとして、長野県警及び所轄署に対して今後の捜査にあたって、再び違法な行為を繰り返すことないよう等警告し、警察庁に対して再びこの種事案が再発することのないよう要望した事例。