阿蘇ひまわり基金法律事務所(熊本県)

所在地 〒869-2612 阿蘇市一の宮町宮地2005-8 メロディハイツ203号
TEL

0967-22-5223

FAX

0967-22-5224

開設

2005年6月8日

 

所長

  • 初代所長
    茂木 議智 2005年6月~2008年9月
  • 2代目所長
    木場 真彦 2008年10月~2011年9月
  • 3代目所長
    関塚 明子 2011年10月~2014年9月
  • 4代目所長
    森 あい 2014年10月~
事務所外観

引継式


 

人口

  • 熊本地方裁判所阿蘇支部管内人口…61,044人(2010年10月現在)

交通

  • 飛行機→東京羽田から熊本空港まで1時間30分程度
  • バス→熊本空港から阿蘇市まで約1時間
  • 自動車→熊本市内からおよそ50キロ、車で約1時間45分
  • 鉄道→約1時間45分(本数はおよそ1時間に1本)

茂木弁護士から事務所の紹介

事務所から見る阿蘇山

事務所から見る阿蘇山

阿蘇ひまわり基金法律事務所は、2005年6月8日、市内から50キロほど離れた熊本県北部の阿蘇市に開所しました。阿蘇市は、市町村合併により同年2月に誕生したばかりの新しい市であり、標高500メートルほどの高地にあるため年間を通じて寒冷な気候で、九州の北海道ともいわれています。この阿蘇市にある熊本地方裁判所阿蘇支部の管轄地域は、支部設置以来弁護士が不在でした。管内人口はおよそ7万人程度でありますが、阿蘇市自体の人口は3万弱にすぎません。管内には1万人規模の町村が阿蘇市を中心とした南北30キロ近く離れたところに点在しており、それぞれ文化や風習に違ったものを持っているというのが特徴です。


このような管内の特徴から、幸か不幸か、他の公設事務所のように、開所当初から、相談や依頼が殺到するということはありませんでした。しかし、半年が経った頃から市の広報誌に紹介していただいたり、市の消費者生活相談との連携がなされるようになり、次第に相談・受任件数が増大している状況です。


取り扱い事件は、他の公設事務所同様、その中心は債務整理事件です。当事務所では現在のところ、月平均20件程度の受任件数がありますが、その8割近くは債務整理に関する案件です。借入先は主に大手の業者であり東京の多重債務者とさほど変わりはありませんが、九州が発祥の地である日掛け金融業者からの借入れも多いのが特徴です。また、ヤミ金事例も都市部に比べるとまだまだ残っていますが、そのほとんどが東京の業者です。破産法改正により、地方においても管財事件が増加した影響で、裁判所から管財人就任の依頼も増えています。


一般民事の案件は、相続・離婚問題、不動産、会社関係と事件の性質は多種多様であり、経済的利益が小さい点を除けば東京との違いはあまりありません。もっとも、これまで弁護士がいなかったという影響もあるためか、法律相談には訪れても、その先、弁護士を使って法的解決を図ることに対する抵抗感は大きいようです。狭い地域のため、皆が顔見知りで、今後も共同体での生活を続けざるを得ない以上、相談者に弁護士の介入や裁判沙汰は避けたいという気持ちが強く、なかなか受任には結びつかないことがあります。


また、刑事事件は、事件数そのものが少ないせいか、近辺の警察署での留置がなく、拘置所も遠方にあるため、阿蘇支部への配点は在宅起訴事件のみとなっています。国選の件数は年間10件程度であり、今のところ、裁判所からの国選の依頼は、月1件弱のペースにとどまっています。


ゼロから事務所を始め、瞬く間に1年が経ちましたが、阿蘇の山々の景色は素晴らしく、温泉天国ということもあり、当地での生活は公私ともに満足のいくものになっています。事務所経営や事件処理等に悩むこともありますが、日弁連の委員会や地元弁護士会などの支援体制が充実しており、的確なアドバイスを受けることができます。そして、日々、微力ではあっても、法の支配が実現していくことの充実感を持つことができ、ここにも弁護士がいてくれてよかったと依頼者のほっとした顔を見られることが何よりの喜びです。