東京弁護士会の弁護士の逮捕にあたっての日弁連コメント

2013年(平成25年)5月1日

日本弁護士連合会

 

 

 

本日、東京弁護士会に所属する弁護士が成年後見人として管理していた預金1000万円を着服したとして、業務上横領の疑いにより逮捕されました。



上記被疑事実のとおりであるとすると弁護士に対する信頼を著しく損なう重大な問題といえ、極めて遺憾です。本件については東京弁護士会とともに事実の把握に努め、厳正に対処する所存です。



当連合会は、弁護士による詐欺・横領などの不祥事が相次いで明らかになっていることを受け、本年1月には一連の不祥事に関する理事会決議を採択し、会員に対して綱紀の徹底を求めるほか、預り金の管理に関する規程の制定、市民窓口との連携など不祥事防止策の実行に向けての取組を進めているところです。引き続き、不祥事の根絶のために最善を尽くすとともに、弁護士、弁護士会に対する信頼の回復に向け努力を続けてまいります。