「名張毒ぶどう酒事件」再審開始決定に対する異議申立てについての会長コメント 

本日、「名張毒ぶどう酒事件」再審開始決定について、検察官は異議申立てをしました。


去る5日、当連合会は、検察官に対し、再審開始決定を真摯に受け止め、異議申立てをすることなく速やかに再審公判に移行させるよう、強く訴えましたが、この度の異議申立ては、まことに遺憾であります。


事件発生から44年を経ており、再審請求人が79歳と高齢ですので、再審公判が速やかに開かれ一日も早く無罪判決が下されることを切に望みます。


2005年(平成17年)4月8日


日本弁護士連合会
会長 梶谷 剛