泡瀬干潟の埋立の中止を緊急に求める意見書

2008年7月18日
日本弁護士連合会


本意見書について

日弁連はこれまで、諫早湾干潟、三番瀬干潟、泡瀬干潟などの湿地に関する開発行為の中止や保全策の提言を行ってきました。
2002年の第45回人権擁護大会では「湿地保全・再生法の制定を求める決議」を採択し、 2006年3月には「湿地の保全及び再生等に関する法律要綱案」を発表しています。


泡瀬干潟は、中城湾港公有水面埋立事業による埋立工事が着工されていますが、貴重な生物が多数生息し、ラムサール条約登録湿地となるための基準を満たす国際的に重要な湿地です。
埋立工事が進むことによって生態系に回復困難な損害を与えかねません。


沖縄市が埋立の相当部分について見直すことになりましたが、工事を今中止すれば原状回復は可能です。


そこで、国及び沖縄県に対しては本件埋立事業を速やかに中止すること、沖縄市に対しては本件事業の根拠となる東部海浜地区開発計画を廃止することを求める意見書を添付のとおり取りまとめ、内閣府、沖縄県、沖縄市に提出しました。


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