知的財産戦略本部権利保護基盤の強化に関する専門調査会「模倣品・海賊版対策に関する意見募集」に対する意見書

2004年1月21日
日本弁護士連合会


本意見書について

はじめに

  1. 知的財産戦略本部(以下「戦略本部」という。)は,「知的財産の創造,保護及び活用に関する推進計画」(以下「推進計画」という。)を平成15年7月8日に発表したが,その中で,「第2章 保護分野」,「II.模倣品・海賊版対策」が取り上げられており,戦略本部内の権利保護基盤の強化に関する専門調査会において,具体的な検討がなされようとしている。
  2. 当連合会としては,平成15年6月30日に「知的財産戦略推進計画(案)に関する意見」を取りまとめ、関係機関に執行しているところであり,今回の意見募集に関しては,上記「第2章 保護分野」,「II.模倣品・海賊版対策」の「2 水際及び国内での取締りを強化する」との項について,「基本的に賛成である。但し,『(3)水際で当事者の主張を基にした迅速な侵害判断ができる仕組みを早期構築する』については,「特に司法との連携が強く求められる。」との意見表明を既にしているところである。
  3. そこで,以下に,推進計画を一部引用しながら意見を述べることとする。

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