ハンセン病の元患者の人権救済申立事件(勧告)

内閣総理大臣 衆議院議長 参議院議長 厚生労働大臣 法務大臣勧告

2001年6月21日


戦前から行われてきた無らい県運動や戦後の「らい予防法」等による長期間の強制隔離政策によってハンセン病に対する根強い偏見と差別を定着させ、また、これを除去する努力を怠ってきたことが人権侵害にあたるとして、政府等に対して、ハンセン病の元患者に対する経済的支援、適切な医療措置等の実施、偏見・差別を除去するための方策を実現させること等を勧告した事例。