警察による違法捜査及び検察官による不当起訴に関する人権救済申立事件(警告・要望)

三重県警・津地方検察庁宛警告、三重県公安委員会・警察庁長官宛要望

2001年2月7日


警察官が、被疑者に対して暴行を行い、弁護人との接見を妨害し、黙秘権や弁護人の役割等に関して虚偽の説明を行い威迫した行為はいずれも違憲違法な人権侵害であるとして、県警に対して今後被疑者の取調べにあたっては違法な捜査を厳に慎む等警告するとともに、検察庁が起訴前に入手していた証拠を精査すれば当然不起訴とすべきであるのに起訴し、かつ無罪の重要な証拠となるべき存在を明らかにしなかった対応について違法な人権侵害行為であるとして、今後、正当かつ適切な判断・対応をするよう警告した事例。