被疑者に対する警察官の暴行、検察官の違法勾留請求及び裁判官の違法勾留人権救済申立事件(警告・要望)

熊本県警察官9名・熊本県警察本部本部長宛警告、熊本県公安委員会委員長・熊本地方検察庁検事正・熊本地方裁判所長並びに熊本簡易裁判所宛要望

1991年1月9日


多数の警察官が、逮捕・取調の際に暴行を加えて傷害を与えた行為につき、当該警察官に対して強く反省を求め今後同様の行為を行わないよう警告し、県警に対して今後指導監督するよう警告し、検察官が警察官の違法行為を知り得たにもかかわらず不適切な措置を行ったことにつき、検察庁に対して再びかかる違法な勾留請求を行うことのないよう周知徹底するよう要望し、さらに、裁判官に対しても漫然と勾留決定をしたことについて今後適正な勾留制度の運用がなされる旨各裁判官に周知するよう裁判所に対して要望した事例。