近畿 和歌山弁護士会

和歌山弁護士会

〒640-8144 和歌山市四番丁5
TEL 073-422-4580
FAX 073-436-5322
URL icon_page.pnghttp://www.wakaben.or.jp/

 

和歌山弁護士会の現状

  1. 和歌山県は、人口約100万人弱で、大阪府の南に位置し、大阪市内中心部から和歌山市まで電車で約1時間の距離にあります。和歌山県は南北に長く、和歌山市は、和歌山県の北西端にあり、和歌山県南部の中心都市である新宮市(新宮支部所在地)まで、約220キロメートルの黒潮打ち寄せる海岸線が続いています。また、和歌山県の人口のうち4割近くが和歌山市にあり、和歌山市を含む県北部の5市に6割以上が集中しています。
     
    和歌山県の特徴をあげるとすれば、山と海と川に代表される豊かな自然と言えるでしょう。県北東部には真言宗の総本山である高野山があり、高野山から県中央部・南部にかけては熊野古道があって、「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年7月に世界遺産に登録されました。南部の海岸線には、かつての捕鯨漁で有名な太地町、温泉で有名な那智勝浦町や白浜町があり、山間部には龍神や湯の峰、川湯といった温泉があります。
     
  2. 和歌山弁護士会は、会員数が140名を超える単位会です。近年は、弁護士の増加が著しく、若手会員の比率が高くなり、女性会員も増えていましたが、ここ数年は、新規登録弁護士数が落ち着いています。
     
    県内の弁護士分布ですが、本庁のある和歌山市に100名以上おり、それ以外には、本庁管轄の橋本市(独立簡裁のみ)、御坊支部のある御坊市、田辺支部のある田辺市とその周辺、新宮支部のある新宮市に弁護士がいるだけで、弁護士は和歌山市内に集中しています。弁護士数が著しく増加したこともあり、以前のような会員の多忙状態は概ね解消されたのではないかと思われます。
     
  3. 当地における事件の傾向ですが、民事関係は、交通事故等の損害賠償請求事件、不動産訴訟、債務整理事件、破産・民事再生事件、離婚・相続等の家事事件など多種多様です。もっとも、最近の統計によりますと、一般民事事件は減少傾向にあり、破産事件はかなり減少しています。
     
    刑事関係は、実働会員の多数が当番弁護士として名簿に登載し、また、法テラスとの間で国選弁護契約を締結しています。また、法テラス和歌山法律事務所にてスタッフ弁護士が国選事件などで活躍しています。以前は当会の会員数が少なく、スタッフ弁護士や多数の会員の協力がなければ、当番弁護士制度や国選弁護制度を運用していくことは困難でしたが、現在では会員数が相当程度増加したこともあり、本庁地域では概ね対応できています。ただ、会員数が比較的少ない県中南部地域では、引き続き会員の相当な努力によって支えられている状況です。
     
    弁護士会活動ですが、各種委員会活動は活発に行われています。会員1人あたり少なくとも3つ以上の委員会に配属され、それぞれの課題に取り組んでいます。2011年7月に弁護士会館の増築工事が完成して、会議室等が増加し、会員の便宜が図られました。

弁護士過疎地域対策について

  1. かつて和歌山県内では、和歌山地方裁判所御坊支部と新宮支部がいわゆるゼロワン地域となっており、その解消が長年の懸案事項でしたが、御坊市には2006年4月に、新宮市には同年6月に、それぞれ「日弁連ひまわり基金」を利用した公設事務所が開設され、2012年3月には、各公設事務所に派遣されてきた会員がいずれもそのまま当地に定着することとなりました。また、それ以外にも会員が新たに御坊市内や新宮市内で開業し、現在は和歌山県内におけるゼロワン地域は解消されています。
     
  2. 当会は、弁護士過疎地域の住民の法的ニーズに応えるために、橋本市、御坊市、那智勝浦町に、それぞれ常設法律相談所を開設するなどして対応してきましたが、2012年10月には新たに串本町内で常設法律相談所を立ち上げました。引き続き、弁護士過疎地域の住民の方の法的ニーズに応え、法による解決が図られて行くよう、努めます。

司法修習生の方へ

  1. 弁護士の業務は、一般民事事件、家事事件に加え、欠陥住宅、医療事故、知的財産権などの専門性を必要とする事件など多種多様であるのに対し、和歌山県の人口は少なく経済規模も大きくないことから、当会では、オールラウンドプレーヤーとしての能力が要求されます。特許や知的財産権などの特殊事件はほとんどありませんが、それでも専門的知識を必要とする事件はありますので、和歌山でも努力次第で専門性のある事件に取り組むことは可能です。都会のように社会の耳目を集める事件はそれほどありませんが、地域に密着した弁護士として地道に活動することも、重要なことではないかと思います。
     
  2. 当会会員は、自らの弁護士業務と会務活動を精力的に行っています。会務活動を行うことは、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現に資することです。そして、このような会務活動に当会会員がこれまで精力的な取り組んできたことにより、和歌山弁護士会に対して地域社会から向けられる信頼と期待は大きいと言えます。
     
  3. 和歌山は温暖で物価も安く、住みやすいところです。地方とは言っても、和歌山市内から大阪まで約1時間、関西空港まで約40分であり、交通の便も悪くありません。また、弁護士過疎地域の紀南地方は風光明媚です。弁護士会の雰囲気は良く、活発です。当会は、弁護士の使命を自覚し、真摯かつ誠実で意欲的な新入会員を心から歓迎いたします。ただ、ここ数年、多くの事務所が新人を採用したため、正式に採用を表明している事務所は、毎年わずかしかない状況にあります。