中国 島根県弁護士会

島根県弁護士会

〒690-0886 松江市母衣町55-4松江商工会議所ビル7階
TEL 0852-21-3225
FAX 0852-21-3398
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島根県について

島根県は、本州の西部、中国地方の北側に位置する県です。東西に長く、東部の出雲地区、西部の石見地区、さらに離島の隠岐地区に分けることができ、人口は全国で2番目に少ない約69.4万人(2015年国勢調査島根県速報)です。

 

島根県には、出雲大社や世界遺産の石見銀山、さらには2015年に天守が国宝に指定された松江城など歴史的な名所が数多くあるとともに、日本海と中国山地に挟まれ、自然にも恵まれており、新鮮な海の幸、山の幸を味わうことができます。

 

島根県の裁判所について

島根県内の裁判所としては、東側から、松江市の本庁(管内人口約30万3000人)、出雲支部(同約20万7000人)、浜田支部(同約10万2000人)、益田支部(同約6万2000人)、さらに隠岐諸島の西郷支部(同約2万人)がありますが、先ほども記載したとおり、島根県は東西に長く、本庁がある松江市から益田市までは、列車で2時間(2時間に1本程度)、自動車で3時間半程度かかり、また、隠岐までは松江市から自動車で40分ほどで港に着き、さらに高速船で約90分(1日1、2往復、冬季は休航)、フェリーで約150分(1日2、3往復)かかるので、県内の移動も決して楽ではありません。

 

島根県弁護士会について

先ほど記載した人口に比例して、2016年6月1日現在、島根県弁護士会に登録している弁護士は78人(松江50人、出雲11人、浜田7人、益田7人、隠岐3人)であり、47都道府県でみた場合、鳥取県、秋田県に次いで3番目に弁護士の数が少ない都道府県になります。

 

もっとも、弁護士数は、2000年時点(当時会員21名)から比較すると4倍近くの増加と非常に目覚ましいものがあります。

 

このように、会員数が増加した理由として、島根県弁護士会の司法過疎解消に対する努力の成果があげられると思います。

 

2000年当時の島根県内の弁護士は21名と極めて少数でしたが、さらに、その配置は、松江15人、出雲4人、浜田1人、益田1人、隠岐0人でした。前記のとおり、島根県内は移動も大変であることから、西部や隠岐の住民の方は、弁護士に相談したくてもできないという状況があり、「過疎地域の中の過疎地域」が生じており、その状態が長く続いていました。

 

そのため、島根県弁護士会は、単純に県内の会員数を増加させるという努力のみならず、西部地区、隠岐地区の司法過疎を解消しようと尽力しました。

 

まず、2000年に先立つ1995年8月、西部の住民の方が法律相談を受けられるように、浜田市に全国で初めて弁護士会、弁護士会連合会、日弁連の共催で法律相談センター(石見法律相談センター)が設立され、さらに2000年6月、法律相談センターの設置に満足することなく「相談するだけでなく、依頼を受けて事件を解決してくれる常駐した弁護士を配置する必要がある」という会員の意識の下、浜田市に全国初の公設事務所である「石見ひまわり基金法律事務所」が設立されました。その後、県内には石見ひまわり基金法律事務所をあわせ合計5ヶ所の公設事務所が設置されています。

 

法律相談公設事務所は、今では全国で当たり前のような存在になっていますが、これは島根県から始まった制度といえるのです。

 

また、上記の5ヶ所の公設事務所のうち、平成27年7月に設立した「隠岐ひまわり基金法律事務所」は、その設立によって、全国253ヶ所の地裁本庁・支部における「ゼロワン地区」の解消につながりました。

 

そして、2006年から始まった法テラスについても積極的に設置に取り組み、松江市のみならず、過疎地域対策として、浜田市・隠岐の島町内に4号事務所を設置するに至りました。

 

このように、司法過疎の問題に積極的に取り組んできたこともあって、現在では島根県内における司法過疎の状況はだいぶ解消されてきたのではないかと感じております。

 

弁護士をめざす方・司法修習生の方へ

島根県弁護士会は、前記のとおり、2000年以降会員数が爆発的に増え、55期以降の会員が3/4以上を占めており、登録後早いうちに様々な事件を経験することができ、管財事件を任されることもあります。また、日弁連の仕事や弁護士会の仕事を任されることも多く、若手会員の活躍の場は多く、やりがいは非常にあります。

 

さらに、女性会員の数が78人中19人と多く、その会員が各地域に登録し、活発に活動していることも特筆すべきことといえます。

 

登録を希望される会員には、私たちと一緒に、島根県弁護士会を、そして、何よりも島根県全体を盛り上げていただくことを期待します。