九州 熊本県弁護士会

熊本県弁護士会

〒860-0078 熊本市中央区京町1-13-11
TEL 096-325-0913
FAX 096-325-0914
URL icon_page.pnghttp://www.kumaben.or.jp/

 

熊本県弁護士会の現況

熊本県は、九州のほぼ中央に位置します。県下の人口は約180万人と、九州では福岡県に次いで2番目の人口規模です。県東部には世界最大級のカルデラを誇る阿蘇山や全国区で名を知られる黒川温泉が、県西部には天草島原の乱の舞台となった天草諸島の島々があります。2011年3月には九州新幹線が全線開業しました。また2012年4月には県都熊本市(人口約74万人)が、福岡市、北九州市に次ぐ九州で3番目の政令指定都市に移行しました。

 

弁護士会の活動

当会は、地域住民への法的ニーズに応えるべく、様々な活動を行っています。

 

(1)当番弁護士制度・被疑者国選弁護士制度

九州は当番弁護制度発祥の地です。当会は1991年3月に、全国で5番目に当番弁護士制度を発足させました。

 

熊本市から支部地域の主要な警察署までの距離は、人吉警察署および天草警察署が約100キロメートル、八代警察署および荒尾警察署までが約40キロメートル、玉名警察署、山鹿警察署および菊池警察署までが約25キロメートル、宇城警察署までが約20キロメートルと距離があります。しかし、高速道路の整備もあり、約2時間を要する天草警察署をのぞけば、車で1時間前後で到着することができますから、地下鉄を乗り継いで接見に赴かなければならない大都市と比べても特に時間的距離が遠いとはいえないと思います。あわせて、支部地域の弁護士の協力もあって、当番弁護士制度及び被疑者国選弁護士制度はスムーズに運用されています。

 

(2)法律相談

当会は、熊本市、玉名市、山鹿市、阿蘇市、八代市、天草市、人吉市に法律相談センターを開設しています。

 

熊本法律相談センターは、法テラスと同じフロアに事務所を開設し、法テラスと連携して法律相談事業を行っています。一般相談と多重債務相談をあわせて、平日・土曜に午前8コマ午後12コマ、連日相談を実施しています。多重債務相談は他の弁護士会の相談センターに先がけて、早い時期に相談料の無料化を断行しました。

 

支部地域の法律相談センターでは、八代センターで週2日、その他のセンターで週1日の相談を行っています。その他、自治体や社会福祉協議会の実施する法律相談にも弁護士を派遣しています。

 

各地の法律相談センターでの法律相談は、若手弁護士の重要な受任機会となっていましたが、近年稼働率が大幅に低下していることから、相談料の全面的無料化を含め稼働率アップに向けた議論をおこなっているところです。

 

(3)弁護士過疎対策

熊本県下には、2002年3月の時点で5つのゼロワン地域がありました。その後、同年4月に人吉・球磨ひまわり基金法律事務所が開設されたのを皮切りに、2004年に天草ひまわり基金法律事務所、山鹿ひまわり基金法律事務所、玉名ひまわり基金法律事務所、2005年に八代ひまわり基金法律事務所、阿蘇ひまわり基金法律事務所がそれぞれ開設されました。人吉と玉名に赴任した会員は、その後定着しました。また人吉市には2006年に新たに、くま川ひまわり基金法律事務所が開設されました。2010年1月に法テラス高森法律事務所が開設されたことによって、熊本県下のゼロワン地域はすべて解消されました。その後2010年には、独立簡裁所在地である荒尾市に荒尾ひまわり基金法律事務所が開設されました。2012年にはくま川ひまわり基金法律事務所の弁護士が定着し、2013年には山鹿ひまわり基金法律事務所の弁護士が定着しました。また八代ひまわり基金法律事務所の弁護士も定着予定です。

 

このように当会では、公設事務所によってゼロワン地域を解消し、その後公設弁護士の定着により公設事務所を発展的に解消するという、理想的な過疎対策を実践してきました。

 

(4)その他の活動

その他、各種委員会の活動も活発です。特筆すべきは、子どもの人権委員会が中心となって全件付添を実施しており、2005年4月からは家庭裁判所の観護措置決定時に少年の付添人選任の希望を聴取してもらい、希望のあった少年については当番等の弁護士が早急に付添人に就任する当番付添制度を始めました。また、県内の弁護士、司法書士、篤志家等によって構成される「少年友の会」とも連携し、友の会会員が務める付添人と協働して少年の更生のために活動をおこなうなど、積極的な活動をおこなっています。

 

また、消費者問題対策委員会では、適宜弁護団を結成して、悪徳商法の被害者救済に当たっています。さらに、委員会の枠を超えて、水俣病訴訟、ハンセン病訴訟、原爆症認定訴訟など社会的意義を有する事件に多くの会員が弁護団に参加して活動しています。

 

修習生の方へのメッセージ

この10年は会員数が増える一方でした。とりわけここ数年は毎年約20名ずつ会員が増加しています。会員数の増加によって、将来の展望に強い不安を抱く若手の声も聞かれるようになっています。いわゆる「ノキ弁」もみられるようになってきましたし、2012年には初めて「即独」の弁護士もあらわれました。新規登録者を受け入れる余力がなくなりつつあることもあって、ここ数年のような急激な会員増はそろそろ難しくなってきているのかもしれません。

 

それでもまだ、当会は人的関係の密な弁護士会であると思います。野球が好きな弁護士たちは「野球部」を結成して、日弁連野球大会で東京3会や大阪弁護士会など大規模弁護士会の野球部と互角に戦い、準優勝や3位に輝いた実績を持っています。また、最近サッカー部もできました。鉄道オタク、飛行機オタク、バスオタクは電車や飛行機やバスの話だけをつまみに酒を酌み交わしています。仕事の悩みがあれば聞いてくれる先輩がいますし、恋の悩みがあればコンパを主催して自らも参加してくれる先輩もいます。その意味では、過渡期ではありますが、まだ古き良き弁護士会の面影を残しているといえるでしょう。

 

就職についてのお問い合わせ

TEL 096-325-0913
Eメール kumaben@ruby.ocn.ne.jp

(※スパム対策として、@を全角にしています。半角の@に変換して送信してください。)