北海道 北海道弁護士会連合会

北海道弁護士会連合会

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広い北の大地「北海道」で弁護士として活動してみませんか。

北海道の特徴をお話しますと、それは「広さ」と「新しさ」です。

まず、「広さ」を実感してください。今一度日本地図をご覧になってみてください。北海道はとにかく広いのです。面積は約8万3456平方キロメートル、これは日本全体の約22%です。西日本だと九州と四国に山口、広島、岡山の三県を合わせた広さですし、東日本だと東北六県に新潟県を加えた広さです。他方人口は、約550万人ですから、人口密度は都道府県で最も低く、それこそ牛や馬の数の方が人口より多い自治体もあります。したがって、各地家裁の管轄区域も広く、本庁と支部との距離も遠いのです。たとえば、釧路地家裁の管轄区域は四国全体の約1.5倍ありますし、旭川地家裁本庁から稚内支部まで約260キロもあります。このような広い北海道に住む人々の権利を守り、安全と安心を与えるために、私たち北海道の弁護士は、この広い大地を駆け回っています。

 

この10年の間に北海道の弁護士は急増しましたが、この広い北海道全体で見ると、なお弁護士を必要とする地域があります。特に被疑者国選対象事件が大幅に拡大された今、一人でも多くの被疑者の権利を守り、えん罪を出さないため、広大な北海道においても、この制度を充実したものとして担っていかなければなりません。そのためにも、北海道は多くの弁護士を必要としているのです。

 

次に「新しさ」についてお話します。北海道は道南の一部を除くと、開拓の鍬が入ってから百数十年しか経っていません。明治以降、本州、四国、九州から渡って来た人たちによって開かれた土地が大部分です。開拓者たちは互いに協力し、自然と戦ってきましたので、そこに分け隔てはなく、道外からやって来た人々を、出身地の別なく温かく迎えました。北海道民の心の中には、常にこの気持ちがあります。加えて、因習やしきたりにとらわれない、自由な雰囲気があります。ですから、仮に皆さんが北海道に縁もゆかりもないとしても、心配は要りません。実際に、北海道以外の出身者も多く、偶々修習地が北海道内だったとか、学生時代に北海道に来た、といったことで、北海道で弁護士を始めた人もたくさんいます。また、弁護士になるまで、一度も北海道に来た経験がなかった人さえいます。それでも北海道民は違和感なく受け入れます。北海道とはそういう土地なのです。

 

道内四会(旭川会、釧路会、札幌会、函館会)の仕事や環境については、各会の案内をご覧いただければと思いますし、新人募集の状況についても、各会にお尋ね頂ければと思いますが、ここで北海道弁護士会連合会(私達は略して「道弁連」と言っています)の活動についてお話します。

道弁連は、道内四会の意見の連絡、調整のほか、横断的な弁連としての活動を活発に行っています。

まず、皆様にもっとも身近な就職説明会ですが、これは道弁連の司法修習・法曹養成委員会によって、毎年1月下旬、札幌市で行われており、全道四会の新人採用を予定している事務所がブースを出し、個別の面談に応じています。この面談を機会に就職先を見つける修習生が多いです。

新規登録弁護士研修も、道弁連の研修委員会が行っています。

 

また、道弁連では、「道民司法過疎問題対策本部」を設置し、まさに前述した広大な北海道における司法過疎にどう対処するか、具体的には、過疎地派遣弁護士の養成方法、過疎地の法律相談、基盤整備や支部問題、自治体との連携等、司法過疎問題に関する様々な問題に取り組んでいます。

 

次に「すずらん基金法律事務所」についてお話します。既にご存知の方も多いと思いますが、これは過疎地に赴任する新人弁護士の養成を目的とした事務所で、札幌弁護士会館内に設置され、道弁連のすずらん基金法律事務所運営委員会が運営しています。日弁連のひまわり基金法律事務所など、過疎地に事務所を開設しようとする新人弁護士を養成するために、道内四会の会員が月2000円を拠出して基金を作り、事務所運営の資金を貸与するなどの援助をし、あわせて技術的支援も行っています。この事務所は、新人養成事務所として全国的にも注目されており、ここで養成された弁護士が、既に道内各地に赴任し、その地域の人々のために活動を行っています。過疎地へ赴任して、その地域の人々の権利を守り、悩みや紛争の解決に少しでも役立ちたいと考える皆さんは、是非「すずらん基金法律事務所」の門を叩いてください。

 

また、ユニークな活動をしている委員会として「北方圏交流委員会」があります。主にロシアの弁護士との交流を行うことで、ロシアの法律、裁判 制度を学び、ロシアとの経済取引や合弁企業に関わる問題等の解決に役立つ情報を得ようとする委員会で、ロシアとの経済活動が活発になるにつれ、重要な役割を担っています。活動としては、ウラジオストク訪問、サハリン州弁護士会との相互訪問、北方領土へのビザなし交流への参加も行っています。

 

ところで、北海道での仕事や生活に不安を持っている方もいらっしゃることでしょう。確かに、冬期間は寒く厳しいです。しかし、暖房設備が整っているうえに、熱を逃しにくい建物の造りになっているので、家の中なら本州の住宅と比べると暖かいといえるでしょう。また、夏は涼しく、湿気がないので、とても快適です。なにより自然は本当に豊かですし、スポーツやレクレーション施設も身近にあります。「身近に」という意味は、距離的に近いことはもちろんですが、交通量が少ないので、短時間で目的地まで行けることも意味します。

さらに、食べ物は山海の幸が豊富で、また産地が近いこともあり、とても美味しいのです。

 

仕事の内容ですが、本州とそれほど変わりません。屋根からの落雪事故とか、自動車のスリップ事故とか、牛や馬の事件など、北海道に特有の事件もありますが、それ自体が特別難しいというわけではありません。

 

以上、代表的な点をご説明させていただきました。まだまだ語り尽くせませんが、北海道には若手の弁護士もたくさんおり、自由な雰囲気のなかで仕事ができます。豊かな大自然のなかでの弁護士活動を考えてみてはいかがでしょうか。この広い大地で弁護士の助けを待ち望んでいる人々のために、私たちと一緒に仕事をしてみませんか。