福岡県弁護士会主催・日本弁護士連合会ほか共催 取調べの可視化シンポジウム「『それボク』は過去の話?~取調べの可視化の現在~」

 

「それボク」とは

周防監督による痴漢冤罪事件を題材にした2007年公開の映画作品、「それでもボクはやってない」。朝の満員電車で、女子中学生に痴漢と間違えられてしまった主人公。逮捕後、無実であっても痴漢したことを認めて示談で穏便に済ませるという妥協案を拒み、あくまで無実を訴え続けた主人公は、ついに起訴されて裁判を受けることに。彼の裁判の行方は?

 

刑事事件の取調べは、一般的に身体を拘束された上で、密室において行われます。そのような制度は、捜査機関による暴行・脅迫や利益誘導等を伴う違法な取調べの温床となり、虚偽の自白を誘発して数々の冤罪事件を生み出してきました。わが国における刑事司法の悪しき特徴である「自白偏重主義」「人質司法」という問題は、密室における取調べが元凶であるといえます。足利事件や厚労省局長冤罪事件などを受け、「それボク」公開後約4年を経た2011年6月から、取調べの可視化(録音・録画)の問題が法制審議会において検討され、昨年改革案がとりまとめされました。しかし、可視化の対象となる事件が極めて限定されているなど、その内容は不十分です。この改革で、「それボク」はもはや過去のことになった、冤罪事件が生み出される違法な取調べが行われなくなったといえるのでしょうか?

 

本シンポジウムでは、私たち自身や大切なひとたちが、虚偽の自白で無実の罪を着せられる危険性について、冤罪被害者の方々の体験を交えつつ、現在の「可視化」の内容を検討し、その問題点を明らかにしていきます。

 

icon_page.png福岡県弁護士会ホームページ

 

日時

2015年2月14日(土)13時30分~16時30分(13時開場)

場所

レソラNTT夢天神ホール

(福岡市中央区天神2丁目5-55)

参加費

入場無料

参加対象・人数

定員250名

内容
1 冤罪被害者の体験談
津山 正義さん 東京・三鷹バス痴漢冤罪事件
上田 里美さん 北九州爪ケア冤罪事件

2 ピデオレター(予定)
袴田 巖さん 袴田事件

3 パネルディスカッション
パネリスト
周防 正行氏(映画監督/法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会委員)
小坂井 久氏(法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会幹事/大阪弁護士会)
天久 泰氏(北九州爪ケア冤罪事件弁護人/福岡県弁護士会)
陶山 博生氏(元裁判官/福岡県弁護士会)

コーディネーター
甲木 真哉氏(日弁連取調べの可視化実現本部事務局次長/福岡県弁護士会)

icon_pdf.gifチラシ(PDFファイル;716KB)

申込方法

事前申込不要

主催 福岡県弁護士会
共催 日本弁護士連合会、九州弁護士会連合会
問い合わせ先

福岡県弁護士会 TEL 092-741-6416