不動産関係

不動産取引

不動産の取引は、多くの人にとって、一生のうち一度あるかないかというところでしょう。多額のお金を動かす取引ですから、万が一、トラブルが生じると、取り返しがつかない深刻な事態を引き起こすこともあります。

 

それだけに、法的な問題に関する周到な準備と調査が必要です。たとえば、土地に関しては、都市計画法、建築基準法、農地法などの規制があり、土地を買っても思うように利用できないこともあります。また、土地と道路との関係も確認しなければなりません。

 

不動産業者による不動産の取引には、宅地建物取引業法の適用があり、同法には種々の消費者保護の定めがありますが、それもまた万全ではありません。

 

「手付金を支払った後に、良い物件が見つかったので売買契約を解除したいが、手付金は返ってくるのか」「権利証をなくしてしまったが、不動産の権利を失うことはないのか」「不動産業者と媒介契約を結んだが、自分で買い主を探して売ってもいいのか」など、不動産取引を巡る様々な問題に直面した時にも、弁護士に相談することで、問題を解決することができます。また、弁護士に依頼をし、代理人になってもらうことで、相手方との交渉・契約内容のチェックをしてもらうということもできます。

 

不動産取引の場面でも、悩み事があれば、ぜひ弁護士にご相談ください。

 

 

借地・借家

みなさんにとって最も身近な法律問題の一つは、土地や建物の貸し借りに関するものではないでしょうか。借地や借家に関する法律があることもご承知の方が多いでしょう。そのために、「弁護士に相談するまでもない。自分でも十分に解決できる」と考えて、かえってトラブルを大きく、複雑にしてしまうことも少なくないように思われます。

 

この分野は、弁護士が最も数多く取り扱う分野の一つですので、ぜひ、弁護士にご相談ください。

 

「家主から一方的に賃料を増額するといわれた」「室内で子犬を飼ってはいけないといわれた」「退去の際、畳の張替代を請求された」という賃借人からのご相談、「借家人が夜逃げした、残った家財を処分できるか」という賃貸人からのご相談、どちらにも対応できます。そして、弁護士は、必要に応じ、あなたの代理人となって相手方との交渉も行います。

 

 

欠陥住宅

マイホームはほとんどの人にとって、一生に一度の高価な買い物です。「35年ローンを組んで、やっと手に入れたマイホームに欠陥があったら」・・・・毎日居住する家です。その欠陥に目をつぶれるわけがありません。「だんだん傾いていく」「風が吹くたび音がする」「この家に住んでいて大丈夫だろうか」など、欠陥住宅ではないかと心配になったら、弁護士へご相談ください。

 

欠陥住宅のトラブルの場合、示談交渉、裁判所の調停、裁判という解決方法以外に、弁護士会が設置する住宅紛争審査会におけるあっせん手続、建設工事紛争審査会におけるあっせん手続という解決方法も考えられます。建築紛争はその内容がかなり専門的になります。様々な手続のうち、どれを選ぶのかということについても、また、選んだ手続をどう進めていくかということについても、弁護士に相談することをおすすめします。また、紛争解決には、建築士の協力も不可欠ですが、この点もぜひ建築紛争に精通した弁護士にご相談ください。弁護士と建築士が協力して、あなたの家の欠陥に立ち向かいます。

 

なお、欠陥住宅の紛争は、費用も時間もかかるのが一般的です。ローンを抱えた上で、紛争解決費用も負担することは大変です。そこで、欠陥住宅にしないために、日本弁護士連合会が発行している「家づくり安心ガイド」(岩波書店)、「消費者のための家づくりモデル約款の解説」(民事法研究会)、「まだまだ危ない!日本の住宅」(同)、「欠陥住宅被害者の手引き」(同)も参考にされるとよいです。トラブルになる前のほんのちょっとの注意が、その後のトラブルを避けることにつながります。

 

 

マンションの法律問題

マンションは1つの建物の中にたくさんの人が住んでいるため、「漏水して階下の人に迷惑をかけた」「ペットを飼いたい」「バルコニーに人工芝を敷きたい」等、戸建て住宅とは異なる問題が発生します。「理事会が勝手に何でも決めてしまう」というマンションの管理上の問題も発生します。

 

他方、マンション管理組合で理事のような役職に就かれている方は、「管理費を払ってもらえない」といったトラブルから、「修繕積立金を値上げしたい」「建て替えの必要性がある」などというお悩みをお持ちのこともあるでしょう。

 

マンションの権利関係は複雑で、一般の方が対応することは非常に困難です。弁護士は、マンションをより快適な居住空間とするために、トラブルの発生を防止し、あるいはトラブルの早期解決を図るとともに、マンション管理上のご相談にも応じます。