災害復興支援(災害復興支援委員会)
活動の概要
わが国は「災害列島」であり、これまでも、阪神・淡路大震災等の災害により、甚大な被害を被ってきました。
そこで、日弁連では、災害により被害を受けた地域の早期かつ円滑な復興や被災者の人権保障等を目的として、災害復興支援委員会を設置しました。
主な活動内容は次のとおりです。
- 災害復興支援に関する調査、研究及び提言
- 災害復興支援に関する会員啓発
- 災害対策事務局との連携
詳しい活動内容や最新の情報
東日本大震災・原子力発電所事故災害
日弁連は、東北地方太平洋沖地震発生した2011年3月11日に緊急対策本部を設置しました。
各地の弁護士会、さらには各自治体・日本司法支援センター(法テラス)など関係諸機関と連携し、被災者を対象とする無料法律相談を実施してその生活不安の除去に努めるとともに、被災者支援のための立法措置や行政による法令の適切な運用を働きかけています。
宮崎県口蹄疫被害
- 2010年4月20日に宮崎県内で発生した家畜伝染病口蹄疫の被害について、災害復興支援委員会において、宮崎県弁護士会の主催により、同年8月9日、10日に、現地での被害調査等を実施しました(第1次調査)。
- 2010年8月19日に、宮崎県口蹄疫災害対策本部を設置しました。
- 2010年9月15日に、「宮崎県口蹄疫終息後の復興に関する会長談話」を発表しました。
- 家畜伝染病口蹄疫の被害について、2010年1月10日、11日に、宇都宮健児会長をはじめとする調査団で、現地での被害調査等を実施しました(第2次調査)。
資料の作成、配布
- 災害時に各弁護士会で活用していただけるように、活動書式類をCD-ROMに収録し、全弁護士会に送付しました。
- 災害時に弁護士会がとるべき対応をまとめた標準マニュアルの冊子「災害時の弁護士会の活動マニュアル」及びCD-ROMを作成し、全弁護士会、全弁護士会連合会に配布しました。
- 「災害復興支援に関する弁護士会の活動についてのQ&A(改訂第1版)」の発行、配布改訂作業を行い、2007年8月に発行し、全弁護士会に配布しました。
災害復興支援に関する全国協議会の開催
- 毎年1回災害復興支援に関する全国協議会を開催し、委員及び各弁護士会、弁護士会連合会の災害担当責任者による協議を行っています。2007年度は横浜、2007年度は仙台、2009年度は松山、2010年度は札幌で開催し、今後も全国で開催予定です。
- 全国協議会では、災害に関する専門家の講演会及び各弁護士会、弁護士連合会における災害時の支援体制の構築状況・具体的な取組等に関する意見交換をワークショップ形式で行っています。
書籍の外部出版
- 災害時に予想される法的トラブルについて、市民の方向けに判りやすく解説する書籍「災害対策マニュアル-災害からあなたを守る本」を出版しました。
関係機関との連携
- 大規模災害に対する備えに関する協議・意見交換を最高裁判所、法務省、日本司法支援センター等関係機関と行っています。
災害対策事務局との連携
- 災害対策事務局の以下の活動等について連携しています。
- 災害が発生した際に、被災地弁護士会に対して見舞状及び照会文書の発信や参考資料の送付等の対応をしています。
2008年度
・6月14日に発生した「平成20年岩手・宮城内陸地震」に際し、被災地の岩手、仙台、秋田、山形県、福島県の各弁護士会に対して6月16日付けで見舞状と照会文書を発信しました。
・7月24日に発生した「岩手県沿岸北部を震源とする地震」に際し、岩手、青森県、仙台の各弁護士会に対して、同日付けで見舞状と照会文書を発信しました。
2009年度
・2009年7月に発生した「平成21年7月中国・九州北部豪雨」に際し、被災地の山口県弁護士会及び福岡県弁護士会に対して、7月24日付け及び27日付けで見舞状、照会文書及び参考書籍等を発信しました。
・2009年8月に発生した「平成21年台風9号による被害」に際し、被災地の岡山弁護士会及び兵庫県弁護士会に対し、8月11日付けで見舞状と照会文書を発信しました。
・2009年8月11日に発生した「駿河湾を震源とする地震」に際し、被災地の静岡県弁護士会に対して、8月21日付けで見舞状及び照会文書を発信しました。
2010年度
・6月中旬から7月中旬にかけて九州から本州付近に停滞した梅雨前線による大雨被害に際し、長野県、岐阜県、鳥取県、広島、鹿児島県の各弁護士会に対して、8月9日付けで見舞状と照会文書を発信しました。
・2010年10月に発生した「鹿児島県奄美地方における大雨」に際し、被災地の鹿児島県弁護士会に対し、10月25日付けで見舞状及び照会文書を発信しました。
・2010年11月から発生した「平成22年11月からの大雪」に際し、被災地の札幌、函館、旭川、釧路、青森県、岩手、秋田、山形県、福島県、新潟県、富山県、金沢、福井、岐阜県、兵庫県、鳥取県の各弁護士会に対して、2月14日付けで見舞状、照会文書を発信しました。
・2011年1月から発生した「霧島山(新燃岳)の噴火」に際し、2月14日付けで被災地の宮崎県弁護士会に対して、見舞状及び照会文書を発信しました。
・2003年に制定された「災害復興支援基金の設置、管理及び支出に関する規則」に基づき、弁護士会の協力を得て会員から寄付を募集しています。(当面の積立目標額を4,397万円とし、各弁護士会において、会員数に2,000円を乗じた金額を目標額として募金活動を実施していただき、寄せられた寄付金を日弁連宛てに送金する方法を取っています。2010年3月31日現在で約4,090万円が寄せられています。)